立民・蓮舫氏が泉代表に苦言 党内からも不満の声が出始める




立憲民主党の泉健太代表が「国民にわかりやすい与党との対決構図をつくっていくのが野党側の使命だ」として、今後の国政選挙でも、野党内で候補者一本化の調整を進めていく考えを示したことについて、先の参院選で当選を果たした同党の蓮舫議員が「この夏の参院選でなぜ果たさなかったの」と苦言を呈し、参院選の立憲民主党大敗の不満をぶつけた。

立憲民主党の蓮舫氏は14日、自身のツイッターで同党の泉健太代表が野党の候補者調整の必要性に言及したことに苦言を呈した。泉氏の「国民にわかりやすい対決の構図をつくっていくのが野党側の使命だ」という発言に「この夏の参院選でなぜ果たさなかったの」と投稿した。

泉氏が同日、連合の関係団体の会合で述べた発言に反応した。立民は参院選で選挙前から6議席減の17議席だった。野党の候補者の一本化を十分進められなかったことが敗因との見方がある。

泉氏は参院選直後から自らが続投する考えを示す。小川淳也政調会長は執行部を刷新するよう要求するなど、党内では幹部の責任を追及する声が出ている。

引用元 立民・蓮舫氏、泉代表へ苦言 野党間の候補者調整巡り

小川淳也政調会長は自身のツイッターに「代表の進退は一大政局に直結しますので、ここでは党の危機管理上デメリットも大きいです」と、泉代表の続投を支持してうえで執行部を刷新すよう要求していた。泉代表本人は、代表辞任を否定し、執行部の刷新も検討していないようだ。

ところが、党内では泉代表への不満の声があがり始めているという。デイリー新潮は「うごめき始めた「泉おろし」」と報じた。

うごめき始めた「泉おろし」
しかし、活力が低下している党内でも、不満の声は出始めている。地元岩手選挙区で30年ぶりに議席を失った小沢一郎元民主党代表。昨年の代表選では泉代表を支持したが、水面下で泉降ろしの動きを進めているのだ。小沢氏に近い議員は「今、党内で小沢氏が一番、泉代表を変えないとだめだと思っている」と話す。

また今回、東京選挙区で4回目の当選を果たした蓮舫前代表代行。前回選挙は112万票あまりを獲得してトップ当選だったが、今回は67万票で6人中4番目。党運営に対する危機感は極めて強い。選挙翌日Twitterに「猛省と、再生のためのリスタートが必要」と書き込んだ。

今後、立憲は来月のお盆前をメドに参院選の総括をまとめ、両院議員総会に報告する方針だ。そうした場で泉代表ら執行部の責任論が出てくるのは避けられないだろう。そこで鍵を握るのが西村智奈美幹事長の去就だ。幹事長が引責辞任を表明すれば泉代表に飛び火する可能性もあるし、後任の幹事長になり手がいない事態もありうる。ある中堅議員は語る。

「選挙結果は明らかに惨敗。もし代表を続けたとしても、党はまとまらずいつでも分裂含みになる。結局、身を引かざるを得ないよ」

引用元 「立民惨敗」でも「泉代表」責任論なし 党内から怨嗟の声も「このままじゃ社民党と同じ運命をたどる」

小沢一郎氏と泉代表の不協和音はかねてから指摘されていて、党代表選で泉代表を支援した小沢氏に、泉代表が見返りを用意しなかったため、小沢氏が「泉おろし」に打って出かねないとの懸念が漂っていると言われていた。

またも内ゲバが始まりそうだ。泉代表がこの難局を乗り越え、代表を続投できるか、それとも小沢氏がぶっ壊しにかかるのか。今後の立憲民主党の動きに注目したい。







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