台湾有志が産経新聞に全面広告、安倍元総理の写真と共に「追悼・感謝」の文字
台湾の人々はここまで安倍元総理を慕ってくれていたのかと、少しウルっと来た。
台湾の有志が出資した全面広告が産経新聞に掲載された。広告には哀悼の意を表してあり、感謝の思いも記されていた。
8日に死去した安倍晋三元首相を追悼しようと、台湾の有志が共同出資した全面広告が15日付の産経新聞に見開き2面で掲載された。175の企業や団体、個人が参加した。片方の面には笑みを浮かべる安倍氏の写真と共に「追悼・感謝」の文字があしらわれ、台湾からの感謝の思いを伝えた。
広告は民間団体「台湾安倍晋三友の会」などが企画。11日から1口5万台湾元(約23万円)で参加者を募ったところ、1日で当初予定していた65口を大きく上回る100口以上の出資があり、同日夜6時までに受け付けを締め切った。
広告に出資したのは建設・金融大手の聯邦関連企業やホテルグループの瓏山林関連企業、大手紙の自由時報、陳水扁(ちんすいへん)元総統の事務所など。
安倍氏の写真の下方には「『台湾有事は日本有事』を訴えた真の友よ、安らかに」の文字も小さく書かれた。
また、台湾本島のイラストをあしらったもう一方の面にはお悔やみの言葉と共に「私たちは、安倍元首相が世界の自由と民主主義のために果たされた偉大な功績を決して忘れません」「遺志を私たちが引き継ぎ、台日親善を推進します」のメッセージが記された。
台湾安倍晋三友の会の発起人の一人である葉建揚さんは、日本の読者や国民に台湾の思いや温もりを感じてもらいたいと話した。
事件翌日の9日、有志により弔問記帳用のボードが設置され、炎天下の中、弔問に訪れる人の列が途切れなかったという。
2021年6月には新型コロナウイルスワクチン124万回分を台湾に無償提供した日本政府と国民に対し、感謝の気持ちを伝えるため、同じく産経新聞に「ありがとう日本!」などと題した2枚の全面広告が掲載された。
恩義には恩義で報いる。それでこそ信頼関係が築けるというものだ。困ったときだけ手ぶらで関係改善を迫るどこかの国に台湾の方々の爪の垢を煎じて飲ませたいものだ。
もし、蔡英文総統が安倍元総理の葬儀に参列したい意向を示したら、日本政府は全面的にバックアップして頂きたい。
それと、個人的な意見だが、台湾が国際的に国として承認されるよう、日本政府は協力してほしい。そのためにはやかましい中国が反発しようとも日本が台湾を国として認めてほしい。