林外相が台湾副総統を「ご指摘の人物」と表現した理由を説明⇒自民佐藤氏「この答弁で納得する方はほとんどいないと思う」「台湾副総統を軽く扱ってる」
林芳正外相が、安倍元総理の葬儀に参列した台湾の頼清徳副総統に関して、記者会見で答える際に「人物」と表現したことについて批判が集まっている。
林外相は記者の質問に対し、頼清徳副総統について「今、ご指摘のあった人物について」と表現していた。
林氏は12日の記者会見で、記者から「台湾の副総統が訪日した。現職の高官の訪日は異例だが、受け止めをお願いする」と問われ、「今、ご指摘のあった人物については、元首相の葬儀に参加するため、あくまで私人として私的に訪日されているものだと承知している」と答えていた。
これについて記者に問われると次のように説明していた。
林芳正外相は15日の記者会見で、安倍晋三元首相の葬儀に参列するために訪日した台湾の頼清徳副総統に関し、12日の記者会見で名前や肩書に触れず「人物」と表現したことについて「頼清徳副総統の名前を挙げて質問があったので、それに応じる形で、『ご指摘の人物』と述べたのみだ」と説明した。今秋に行われる安倍氏の国葬に台湾関係者が参列できるかについては「海外からの参列を含めて政府として今後、適切に検討していく」と述べた。
この答弁に納得いかなかったのが自民党の佐藤正久外交部長だ。「副総統を軽く扱っているようにも思える」とも指摘。
【この答弁で納得する方はほとんどいないと思う→林外相「質問に応じて述べたのみ」 台湾・副総統を「人物」と表現 】
フォローになっていない、これだと余計に副総統を軽く扱っているようにも思える。 https://t.co/N0wuwkhca4— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) July 15, 2022
自民党の佐藤正久外交部会長は15日、安倍晋三元首相の弔問のために訪日した台湾の頼清徳副総統をめぐる林芳正外相の発言に苦言を呈した。自身のツイッターに「副総統を軽く扱っているようにも思える」と書き込んだ。
林氏は12日の記者会見で、頼氏の名前や肩書に触れず「人物」と表現。中華人民共和国政府を「中国の唯一の合法政府」と認めた昭和47年の日中共同声明を踏まえた対応とみられるが、インターネット上では「失礼だ」などと批判の声が上がった。
同じく自民党の山田宏議員も「質問に応じてならば、「頼清徳氏」と名前で答えるべき。「人物」などという言い方は失礼で卑屈だ」と指摘。
林外相「質問に応じて述べたのみ」 台湾・副総統を「人物」と表現 https://t.co/1mkKLThJk5 @Sankei_newsより
質問に応じてならば、「頼清徳氏」と名前で答えるべき。「人物」などという言い方は失礼で卑屈だ。
また国葬への出席は、弔問の趣旨から特定の国や地域を排除すべきでない。— 山田宏 自民党参議院議員(全国比例) (@yamazogaikuzo) July 15, 2022
他にも多くの人が批判の声をあげていた。
林外相が安倍氏葬儀に来日の頼清徳台湾副総統を“ご指摘の人物はあくまで私人として私的に訪日されたものと承知している”と答えた事に“名前を挙げて質問されたのでそれに応じる形で述べたのみ”と弁明。国葬で台湾の席を用意するかには“今後適切に検討していく”と。こりゃダメだ https://t.co/A1NDnaxFMw
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) July 15, 2022
やはり林外相はどちらかと言えば親中派であるに違いない。今後の岸田政権の対中外交は心配である。 https://t.co/OA1P88BgXW
— 石平太郎 (@liyonyon) July 15, 2022
安倍元総理は真剣に台湾訪問を考えていた。だからこそ来てくれた来賓を人物呼ばわりして属性を排する行為は安倍元総理の遺志に反する。無礼を挽回する機会であったのに無礼の上塗りをするとは、さすがは媚中外相だ。さぞかしやり易くなったことだろう。弔問客に無礼は論外だ。 https://t.co/4e96d5Rc8x
— 山岡鉄秀 (@jcn92977110) July 15, 2022
親中派の林外相のことですから、中共の顔色をうかがったのでしょうが、台湾に対してあまりに失礼過ぎます。やはり林芳正氏は日本の外相として不適格です。次期内閣改造の際、更迭を望みます。
『林外相「質問に応じて述べたのみ」 台湾・副総統を「人物」と表現』(産経新聞)https://t.co/0eGeMhO4HW— 水沢美架 Mika Mizusawa (@mika829mizusawa) July 15, 2022