李在明議員が韓国最大野党「共に民主党」の党代表選に出馬する意向 文前大統領以上の「対日強硬派」とも言われた人物
韓国大統領選挙で、尹錫悦大統領に僅差で敗れた李在明議員が「共に民主党」の党代表選に出馬すると報じられた。めぼしい対抗馬はおらず、当選が有力視されているそうだ。
李氏は、過去には日本を「侵略国家」と呼び、文前大統領以上の「対日強硬派」とも言われていた。
3月の韓国大統領選で尹錫悦大統領に惜敗した最大野党「共に民主党」の李在明議員は17日、党代表選に出馬すると表明した。
党代表は大統領選後、空席になっている。めぼしい対抗馬はおらず、8月28日の代表選では党員の支持が厚い李氏の当選が有力視される。
李氏は対日強硬発言で知られ、当選すれば日韓関係改善を目指す尹政権との対決姿勢を強める見通し。尹政権は元徴用工問題の解決策を模索しているが、国会で多数を占める共に民主党の理解を得るのが一層難しくなる可能性がある。
李氏は大統領選敗北に続き、選対トップを担った6月の統一地方選で惨敗。さらに、李氏をめぐる複数の疑惑を検察、警察が捜査中で、代表選出馬に反対する声も多かった。
しかし、李氏は17日、両選挙敗北について「新しい(共に)民主党をつくることこそが、真に責任を取る行動だ」と述べ、反対論を一蹴。尹政権を「無能、無責任、無気力」と強く批判した。
尹政権は何としても日韓関係の改善を進めたい構えだが、李氏が共に民主党の代表になれば最大の障壁となるだろう。
7月15日、共に民主党の議員が日本政府の自衛隊明記改憲の動きに反対意思を明らかにし、関連改憲推進について中断するよう促す「日本政府の自衛隊保有明記憲法改正推進」中断要求決議案を発議した。(参考)韓国の国会で「日本の改憲をやめさせろ」という決議案の発議をしたのだ。このような党が最大派閥である限り法案も通らず、悠ん政権が掲げる対日政策も詰んでいるとみていいだろう。
日本としては冷静に尹政権が韓国国内をまとめられるか観測して、要求を満たした場合にのみ話に乗ればいいだけだ。