TBSの報道特集、国葬について「政府の性急な事の運び方に違和感を覚えます」→吉田元総理の国葬の事例を知らないの??
政府に対して批判的な報道をすることが目的化しているTBSの報道特集。安倍元総理の国葬について案の定否定的に報じている
安倍元総理の国葬に賛否両論があることは理解できるが、報道特集に出演している金平氏が国葬反対の理由として挙げていたのは「性急な事の運び方」だ。
確かに岸田総理は速やかに国葬を行うことを決定した。しかし、だ。戦後唯一、国葬が行われた吉田元総理の時と比較してみても特段「性急」ということはないのだ。
批判することが目的になっていても、最低限事実確認くらいはしてもらいたい。
案の定、国葬を批判的に報じた報道特集!!
政府に対して数々の批判的な報道を繰り返してきたTBSの報道特集。その番組内容をみれば、政府を批判することが目的となっていることが良くわかる。
その報道特集が安倍元総理の国葬について報じていたが、案の定、批判的に報道していた。
ジャーナリストの金平茂紀氏が23日、TBS系「報道特集」に出演し、安倍晋三元首相の国葬について「違和感」を伝えた。
(中略)
「人の死を悼むことは個人の良心の大切な営みではありますが、衝撃的な事件の余波がまだ消えていない中、政府の性急な事の運び方に違和感を覚えます」とコメントし、早々に「国葬」が決まったことに疑問を投げかけた。
もちろん、批判することが悪いことではない。ただこの報道特集に出演している金平氏が挙げた批判理由の「性急」というのが余りにも稚拙過ぎるのだ。
戦後唯一の国葬が行われた吉田元総理の時の流れを知らないのか??
吉田元総理が逝去したのは1967年10月20日だ(参考)。当時の葬儀の様子について次のように伝えているメディアがある。
吉田氏の国葬は、1967年10月31日午後、東京・千代田区の日本武道館で執り行われた。
この日の朝日新聞によると、天皇、皇后両陛下のお使いや皇太子ご夫妻ら皇族方、73カ国の外国特使など約6500人が参列。吉田氏の遺骨が午後2時に到着し、防衛庁(当時)の儀仗隊が19発の弔砲を発射したという。
開会の辞の後、1分間の黙祷が行われ、全国各地でサイレンが鳴らされたという。
佐藤栄作首相(当時)らによる追悼の辞の後、皇族方による供花、遺族や外国特使、招待参列者の献花があり、一般参列者の献花に。儀仗隊による弔銃斉射の中、吉田氏の遺骨は午後5時すぎに式場を出たという。
(略)
(出典 首相官邸)
金平氏は、安倍元総理の国葬を行うことが「性急」だと批判しているが、吉田元総理の事例を見てもらいたい。
吉田元総理が逝去したのが1967年10月20日、そして国葬が行われたのが1967年10月31日なのだ。
金平氏が「性急」だと批判するが、戦後唯一の国葬事例と比較してみても、岸田政権が行った閣議決定が「性急」と言うことはないのだ。
報道特集、そして金平氏が政府を批判するのを唯一の目的としているのは今に始まったことではない。だが、最低限、批判するなら事実確認をするべきではないのか。吉田元総理の国葬をみても、金平氏が発した「性急」と言うのは明らかに的外れであろう。
批判をするなら、箸にも棒にも掛からぬものではなく、筋の通った批判をしてもらいたい。