岸田総理が異例の決断!「核兵器のない世界」を目指し、外相会合に出席!!!
岸田総理の外交方針の1つが「核兵器のない世界」の実現だ。被爆地広島出身の総理として、総理就任以降も積極的に外交を展開してきた。
その岸田総理にとって重要な会議が8月にニューヨークで開催される。それがNPT再検討会議だ。この会議について岸田総理は出席する方向で検討を重ねてきた。
そして検討を重ねた結果出席をする方針を固めたのだ。だが、この会議は各国の首脳が集まる首脳会議ではない。外相会合なのだ。
外相会合に総理が出席するのは異例中の異例だ。岸田総理の「核兵器のない世界」の実現への本気度が伝わってくる。
検討されていたNPT再検討会合への出席!!
岸田総理が「核兵器のない世界」の実現を掲げて以降、NPT再検討会議に出席するのか否かに注目が集まっていた。
唯一の被爆国の総理として、核保有国との橋渡し役になることが期待されている。このNPT再検討会議について、6月には松野官房長官が意義について次のように語っている。
松野博一官房長官は21日の記者会見で、NPTの意義について「核兵器国と非核兵器国の双方が参加する国際的な核軍縮、不拡散体制の礎石だ」と強調。核禁条約の締約国会議への参加見送りに関しては、「核兵器国を関与させるよう努力する」と理解を求めた。
(2010年NPT再検討会議 出典 国連広報センター)
6月に報じられた出席報道から1か月が経ち、岸田総理が出席方針を固めたという報道が流れた。
そしてこの報道では驚くべきことが指摘されている。それは、岸田総理は外相会合にも出席するというのだ。
岸田総理大臣は、8月にニューヨークで行われる核軍縮・不拡散に関する外相会合に出席をする方針を固めたことが分かりました。外相レベルの会合に総理が出席するのは異例です。
岸田総理は、8月1日からニューヨークの国連本部で行われるNPT=核拡散防止条約の再検討会議で演説し、ライフワークとしている「核兵器のない世界」への思いを訴える方針です。
さらに政府は、このNPT再検討会議に合わせ、日本やオーストラリアなど12カ国の非核兵器保有国のみが参加する外相会合を開催する方針です。
この外相会合はNPDI=軍縮・不拡散イニシアチブと呼ばれ、岸田総理は外務大臣時代から重視していました。
そのため、総理としては異例ながらも参加する方向で調整を進めています。
(エマニュエル大使と広島訪問 出典 外務省)
NPT再検討会議に合わせて開催される外相会合。岸田総理は外相時代から重視してきたという理由で今回も出席するというのだ。
外相会合に総理が出席するのは異例中の異例。
ロシアのウクライナ侵攻によって厳しさを増す安全保障環境。間違いなく、核軍縮を実現する為の合意形成のハードルは上がっている。
ハードルが上がる中、岸田総理が唯一の被爆国、そして被爆地広島出身の総理として、核不拡散についての議論をどのようにリードするのか。その手腕に大注目だ。
(出典 首相官邸)