ウクライナ人捕虜収容施設で爆発、捕虜50人以上死亡 ゼレンスキー大統領、ロシアを「テロ国家だ」 ナザレンコ・アンドリー氏「ロシアへの降伏を勧めていた人はそれでも同じこと言い続けるのか？」
ウクライナ人がの捕虜が収容されている施設で爆発があり、５０人以上の捕虜が死亡したという衝撃のニュースが報じられた。
ゼレンスキー大統領は、ロシア軍の攻撃という見方を強めていて、ロシアを「テロ国家だ」と強く非難した。
一方で、ロシア側はウクライナ軍の攻撃だと主張した。
ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派支配地域にあるウクライナ人捕虜収容施設で29日、爆発があり、ゼレンスキー大統領はビデオ声明で捕虜50人以上が死亡したと述べた。ロシアによる攻撃との見方を示し「テロ国家だ」と非難。国連などに捕虜の保護に向けた緊急対応を求めた。
一方、ロシア国防省はウクライナ軍の攻撃だとし、米国供与の高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたと主張した。
ロシアの主張に対し、ウクライナ軍は「（自作自演の）偽旗作戦で戦争犯罪を隠蔽しようとしている」と反発した。
ナザレンコ・アンドリー氏は、「「降伏すれば命が助かる」と言っていた人いた。昨日、ロシアは50人のウクライナ捕虜を予め刑務所の別館に移動させ、その建物を爆破することで処刑した。野蛮なテロ国家ロシアへの降伏を勧めていた人はそれでも同じこと言い続けるのか？」とツイッターに投稿。
「降伏すれば命が助かる」と言っていた人いた。昨日、ロシアは50人のウクライナ捕虜を予め刑務所の別館に移動させ、その建物を爆破することで処刑した。野蛮なテロ国家ロシアへの降伏を勧めていた人はそれでも同じこと言い続けるのか？
— ナザレンコ・アンドリー🇺🇦🤝🇯🇵 (@nippon_ukuraina) July 30, 2022
確かに、当初はテレビのワイドショーなどで降伏を進めるコメントがしばしばあった。最近はそういったコメントはあまり聞こえてこない。降伏を訴えていたコメンテーターはこの件について触れるべきだろう。
また、ネット上では、爆発前に捕虜は既に処刑されていて、それを隠ぺいするためにロシア軍が爆発したという意見も散見された。