立民・辻元氏、毎日新聞の取材で「安倍晋三元首相の国葬には反対だ」「安倍政治の功罪検証必要」功なんて検証する気ないでしょ?
立憲民主党の辻元清美議員が、毎日新聞の取材に応じ、安倍元総理の国葬について反対の意思を語った。
辻元氏は安倍政治の功罪を検証をすべきと訴えた。
立憲民主党の辻元清美参院議員は毎日新聞政治プレミアの取材に応じた。
「昔の自民党は違うものを取り入れていこうという感覚が今よりはあり、寛容なところもあった。安倍政権になって一切、それがなくなった。『この道しかない』という唯我独尊の政治だった」と語った。
辻元氏は、「暴力で何かを解決しようとし、人を殺(あや)めることは許せないことだ。一方で、安倍政治の功罪を検証することは別だ。人の死を悼むことと、その人がやってきた政治の評価はしっかり分けて考えなければいけない」と指摘する。
そのうえで、「安倍晋三元首相の国葬には反対だ。安倍政権の時には森友学園問題をめぐって自ら命を絶った財務省職員がいて、真相も究明されていない。またコロナ禍では入院もできず、自宅療養中に死去した方も多い。入院していても、コロナ禍のなかでは葬儀さえできなかった人も多い。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりも出てきた。そうしたことに思いをはせれば、全額国費で安倍氏を国葬にすることはおかしい。納得できないのは私だけではないはずだ」と語った。
これを見る限りでは「功罪」の功を検証する気がさらさらないように感じる。外交成果や完全失業率や就職率などに少しは触れていれば客観的に考えようとしている姿勢は伝わるのだが、それとも毎日新聞がカットしたのだろうか?
罪と言っても、森友は確かに安倍政権時の出来事だが、安倍元総理が関わっていないのは立証されたはず。また、旧統一教会についても触れているが、「旧統一教会の会合で安倍元総理が本格的なスピーチをしている」というワイドショーの主張を鵜のみにしているのだろう。正しくは「統一教会と関係があるNGOの会合」で、この会合にはトランプ前大統領はじめ、各国首脳などがメッセージを送っている。しかも、安倍政権で消費者契約法改正で霊感商法は規制され、被害が減ったことについては触れようともしない。
安倍元総理も人の子だから完璧な人間ではなかったのは当たり前だ。成功をすれば失敗もする。そんなものは当たり前だ。今回必要なのは、安倍元総理が国葬にふさわしいだけの実績があるかどうかだ。その理由は既に岸田総理が述べている。憲政史上最長の内閣総理大臣。世界を相手にリーダーシップをとった外交手腕。完全失業率回復などの内政成果。素晴らしい実績をあげた。そして、選挙中にテロに暗殺されたことについて、日本はテロに屈しないという姿勢。どれだけの海外要人の弔問があるか想像もつかないが、それを受け入れるにはどんな形が相応しいかを考えれば国葬が相応しいということになると思う。それとも、辻元氏は安倍元総理がそれらの実績を帳消しにするほどの大罪人だったと言いたいのだろうか?
辻元氏のように、人に非だけを探って反対の理由を作っているから、今の立憲民主党があることをいい加減理解しなければいけない。と思うのは私だけだろうか。