自衛隊に対して異例の対応を取り、その地位を高めようとした安倍元総理!!!
災害が多い我国。その災害時、常に国民の為に尽力してくれているのが自衛隊だ。その自衛隊との関係を激変させた総理が安倍元総理だ。
その安倍元総理を長く自衛隊の幹部として間近で見てきたのが河野元統合幕僚長だ。河野元統合幕僚長の目から見ても安倍元総理の自衛隊に対する姿勢は、他の歴代総理とは異なっていたという。
自衛隊の地位を高めようとした安倍元総理。憲法改正は在任中に成し遂げることが叶わなかったが、その想いは確実に受け継がれるはずだ。
河野元統幕長がみた安倍元総理の真摯な姿勢!!!
長期政権になった第二次安倍政権。長期政権ということもあり、その間には多くの災害に対応してきた。安倍元総理の迅速な復興・復旧への動きはもちろんだが、毎回初動で大きな役割を果たしてきたのは自衛隊だ。
安倍元総理は例外なく災害に見舞われた被災地を訪問してきた。その中で歴代総理と違った姿勢があったと河野元統幕長は語っている。
平成の末期は毎年のように水害、地震など大きな自然災害に襲われた。
「安倍総理はその都度、被災地を訪問された。被災者らにきちんと言葉をかけ、知事や首長から要望を聞き、救助活動をしている自衛隊、警察、消防らを激励されていました。私も統合幕僚長として初めて総理の被災地訪問に同行するようになりましたが、通り一遍の短時間の訪問で済ませる総理もいた中、安倍総理は一連の視察を毎回怠ることなく律儀に実践しており、こんな総理は珍しいと思っていました」と河野氏。
(出典 安倍元総理公式TWITTER)
つまり安倍元総理は、災害派遣で現場に赴いた自衛隊員に礼節を尽くし続けたのだ。「通り一遍の短時間の訪問で済ませる総理もいた」中で安倍元総理の姿勢は異質だったに違いない。
そして災害現場だけではない。安倍元総理が歴代総理と違う姿勢を示した場面は他にもあるのだ。
「安倍総理は自衛官を激励し、愛情を持っていたことを、ひしひしと感じました。こんな総理は初めてです」
河野氏はそう強調しながら、エピソードを語ってくれた。自衛隊の最高指揮官である総理大臣が自衛隊の部隊を視察したことはこれまでほとんどなかったが、18年、安倍首相は来日したヨルダンのアブドラ国王を案内し、千葉県の陸上自衛隊・習志野演習場で特殊作戦の訓練を視察。同年に豪州のターンブル首相とも同様の視察を行った。
防衛大学の卒業式で卒業生が一斉に帽子を真上に投げる「帽子投げ」。名物イベントとして知られるが、これは臨席していた首相が退席し、式の終了後に行われるのが慣例だった。
「安倍総理がぜひ見たい、と言うので、それまでの慣例を破り、式次第を変更して、見ていただくことになりました」と河野氏。
(出典 首相官邸)また、叙勲で統合幕僚長経験者のランクが上がった。
「安倍総理になってから、昔の勲一等級をもらうようになりました。これも安倍総理のイニシアティブによるものでしょう」
(出典 首相官邸)
歴代総理が自衛隊の部隊を視察したことがほとんどなかったということに驚きを禁じ得ないが、安倍元総理はそうした悪しき慣例を破り、外国要人と共に視察を行ったのだ。
更に安倍元総理の強い要望によって防衛大学校の卒業式の慣例が変わった。
ここまで自衛隊との距離を縮め、命を賭して国民を守る自衛隊に礼節を尽くした総理は、安倍元総理をおいて他にはいない。
礼節を持って自衛隊と接し続けた安倍元総理。その安倍元総理の見送りにも礼節を持って臨むべきではないだろうか。それが、国葬だ。
(出典 首相官邸)