【どっち?】岸田総理の日中国交正常化50周年記念事業出席予定について⇒時事通信「出席予定なし」共同通信「首相、日中50周年行事出席へ」
新潟県を訪問した岸田総理は、記者団に今月29日に予定される日中国交正常化50周年に合わせた記念事業への総理出席予定の有無について問われると「その記念事業に私が出席するかということですか。今、現在、出席の予定はありません。私が承知しているのは以上です」と述べた。(参考)
時事通信は岸田総理の発言をそのまま報じた。
岸田文雄首相は4日、今月29日の日中国交正常化50周年に合わせ経団連や日中友好団体が東京都内で開く記念行事について、「今現在、出席の予定はない」と明らかにした。
視察先の新潟市で記者団の質問に答えた。
ところが、共同通信は真逆の「首相、日中50周年行事出席へ」と報じた。
岸田文雄首相が、今月29日の中国との国交正常化50周年に合わせ、経団連や日中友好団体が東京都内で開く記念行事に来賓として出席する方向で調整していることが分かった。複数の関係者が4日、明らかにした。習近平国家主席との首脳会談を含むハイレベル対話の強化を呼びかけるとみられる。
国交正常化45周年だった2017年9月には、在日中国大使館が都内で主催した行事に当時の安倍晋三首相が出席。首脳の相互訪問を提案し、関係改善につなげた経緯がある。経済界には最大の貿易相手国である中国との対話と交流を求める声が強く、首相がどこまで具体的な日中関係の展望を示すかが焦点となる。
時事通信が岸田総理の発言をそのまま報じたのに対して、共同通信は誰かわからない「複数の関係者」の証言をもとに出席する方向で調整していると報じている。
さてどっちだろう?現時点で明らかに説得力があるのは岸田総理の発言を報じた時事通信で、共同通信の方は、願望満載のような気がする。
安倍元総理が出席したのは在日中国大使館が主催した行事で、外交の面もある。それに対して、今回は経団連や日中友好団体が主催する行事。安倍元総理の時は外交儀礼の面もあるが、今回は主催者が経団連や日中友好団体なので、出席しなくても何の問題もない。むしろ、出席しない方が好ましいと個人的には思っている。あとは、林外相が余計なことをしなければいいと思っている。