蓮舫さん「法律もなく、国葬の定義も選定方法もなく閣議決定。」と猛烈批判!→東京地裁、市民団体の提訴に「国民に何らかの行動を義務付けたり、権利義務を形成したりするものではない」とまっとうな大判断!!
参院選の最中に訴えて物価高対策や新型コロナ対策。そんなことをすっかり忘れてしまったかのように、立憲民主党は「国葬」と「旧統一教会」に夢中だ。しかも、安倍元総理は、テロリストに殺害されたのにも関わらず、だ。
そんな立憲民主党に所属する蓮舫さんは、国葬について猛烈に反発をしている。つい先日も「法的根拠がない国葬に税金を支出、閣議決定のみで決定することが異常事態。」とお怒りの様子だった。
しかし、だ。9日付で東京地裁は重要な決定を下した。それは、蓮舫さんが噛みついた閣議決定について「国民に何らかの行動を義務付けたり、権利義務を形成したりするものではない」としたのだ。
司法は閣議決定を問題視していないのだ。法律の専門家ではない蓮舫さんのような主張が如何に稚拙なものであったかが良くわかる。
蓮舫さんが捲し立てた閣議決定→東京地裁は問題視せず
岸田総理が国葬を決定して以降、参院選中に訴えていたことを忘れてしまったのか蓮舫さんらは、国葬について積極的に批判を行っている。他の政策課題は、どうしたのと首を傾げてしまう。
閣議決定が行われた7月、閣議決定直後に蓮舫さんは次のような発言を行っていた。
政府はこの日午前の閣議で、9月27日に東京・日本武道館で国葬を実施すると決定。葬儀委員長は岸田文雄首相が務め、費用は全額、国費から拠出する。
蓮舫氏はこの決定直後にツイッターを更新し、「法律もなく、国葬の定義も選定方法もなく閣議決定。全額税金、総額も見積もりも未定。そして、日本武道館の理由も不明。日本武道館会長の高村正彦前自民党副総裁は弁護士時に旧統一教会の訴訟代理人でした。会場が適正かどうかを誰が決めたのかも不明」と政府の決定に異議。そして「賛成する理由がない」と断じた。
(出典 参議院インターネット審議中継)
閣議決定に納得がいかない蓮舫さん。政府のすることに噛みつくことが主な仕事と化している為、何一つ驚くことはない。
しかし、だ。蓮舫さんが疑問を呈した閣議決定だが、司法は問題なしと判断したのだ。
安倍晋三元首相の国葬は憲法違反だとして、学者らの呼び掛けに応じ、市民計576人が国に差し止めを求めた訴訟で、東京地裁(岡田幸人裁判長)は「訴えは不適法」として口頭弁論を開くことなく却下する判決を出した。市民側が12日記者会見し、明らかにした。
判決は9日付。岡田裁判長は、予算執行の差し止め申し立てを可能とする根拠法は存在しないと指摘した。仮差し止めの申し立てについても同様に却下した。
国葬実施の閣議決定については「国民に何らかの行動を義務付けたり、権利義務を形成したりするものではない」と判断。弔意の強制につながるとの市民側の主張は、「国民の意に反して、弔意やこれに沿った行動を強制する効果があると解すことはできない」と退けた。
(出典 最高裁)
この市民団体側が提訴していた訴えには、野党側の主張との共通点もある。この訴えに対して、東京地裁は却下判決を下したのだ。
蓮舫さんが批判した閣議決定については、「国民に何らかの行動を義務付けたり、権利義務を形成したりするものではない」とまっとうな判断を下している。
国葬実施まで残された時間はあとわずかだ。国葬に反対するのは自由であり、欠席するのも自由だが、せめて当日は静かにしてもらいたい。
そして選挙中に約束されていた物価対策等にこそ、是非頑張って実現していただきたい。こんな体たらくでは、国民の信を得ることなど不可能ではないか??