国葬反対派のジャーナリスト「外交の功績があるだとか言ってますが、何の実績もない」→海外の反応を知らないだけでは？？？
安倍元総理の国葬が行われるのを前にして国葬反対派が、衆議院議員会館で集会を開催した。なにか建設的な意見が出るのかと期待したが、とても、そうは、思えなかった。
集会に参加したジャーナリストの鳥越氏は「外交の功績があるだとか言ってますが、何の実績もない」と語っていた。しかし、だ。海外の反応や、今では我国の安全保障の柱の１つになったクアッドといったことを知っていれが、鳥越氏の発言は妄想に過ぎないことはすぐにわかる。
鳥越氏は自らの外交音痴、国際情勢に疎いことを棚に上げている。これがジャーナリストの姿だと思うと我国のジャーナリズムのレベルが良くわかる。
鳥越氏が国葬反対集会で露呈した外交音痴っぷり
国葬反対派は国葬前日にも集会を行い、国葬反対をアピールしていた。ジャーナリストの鳥越氏もその一人なのだが、鳥越氏の発言は余りにも頓珍漢なものだった。
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏も出席。約１５分間スピーチを行い「戦争に、そして核に最も近づけた総理大臣の国葬は絶対に認めることができません」と声を張った。
鳥越氏は、岸田氏について「何も説得力がない」と訴え、「（安倍元総理は）外交の功績があるだとか言ってますが、何の実績もない。国葬は多数決の原理だと、反対が６０パーセントを超えているんです。岸田さんはこの国葬を本当のところどう思っているんだろう」と思いを述べた。
鳥越氏は、安倍元総理のことを「戦争に、そして核に最も近づけた総理大臣」と思っているようだが、どこを指しているのか。戦争に巻き込まれるような事態がこの数年であったとは国民の誰もが記憶していないはずだ。
核についても同様だ。非核三原則を安倍元総理が破棄したのだろうか。
まさか平和安全法制のことを指しているのだろうか。仮にそうだとしたら、法整備をしただけで「戦争に近づけた」と評価しているのであれば開いた口がふさがらない。
更に鳥越氏の頓珍漢は続く。驚くべきことに、安倍元総理には外交的功績がないと言うのだ。
鳥越氏は外交音痴なのかもしれないが、我国の同盟国、アメリカのバイデン大統領は、声明を発表すると同時に半旗を掲揚するように大統領布告も行っているのだ。
米国のジョー・バイデン大統領は7月8日、安倍晋三元首相が銃撃により死亡したことについて声明を発表した。バイデン大統領は「がくぜんとし、憤慨し、深く悲しんでいる。これは日本にとって、そして彼を知る全ての人にとって悲劇だ。暴力的な攻撃は決して容認できるものではない。米国は、この悲しみの時にある日本と共にある」と述べ、哀悼の意を示した。
さらに、バイデン大統領は同日、安倍元首相の死去に関する大統領布告を行った。布告文の中で大統領は「日本の歴史上、最も長く首相を務めた安倍晋三氏は、日本国民の誇りであり、米国の誠実な友人であった。彼は（民主・共和）両党の米国大統領とともに、両国の同盟を深め、自由で開かれたインド太平洋のための共通ビジョンを推進した」と功績を評価した。その上で、安倍氏への追悼の印として、7月10日の日没まで、ホワイトハウスと、全ての公共施設、全ての軍事施設と海軍基地、国外の全ての米国大使館などで国旗を半旗で掲揚するよう指示を行った。
（出典 バイデン大統領公式TWITTER）
引用元 米歴代大統領、安倍元首相の死去に哀悼の意表明
更にだ、声明を発表したのはバイデン大統領だけではない。トランプ前大統領をはじめ、オバマ元大統領、ブッシュ元大統領も声明を発表しているのだ。オーストラリアからは、歴代４人の首相も国葬に来日したことも知らないのか？
こうした海外から安倍元総理を称える声は鳥越氏の耳には入らないのだろうか。バイデン大統領の声明でわかるように、安倍元総理に弔意を表明するだけではなく、功績を称えているのだ。
鳥越氏は外交音痴なのか、それとも都合の悪いことは聞かない性分なのか。どちらも、ではないか？？？
鳥越氏が国葬に反対するのは一向に構わないが、鳥越氏にとって不都合な情報を遮断し、安倍元総理に功績はないと評価するのは、あまりにジャーナリズムからかけ離れている。
鳥越氏がジャーナリストなら、都合の悪い事実もしっかり認識してもらいたい。