北朝鮮のミサイルが日本上空を通過し、太平洋に着弾⇒自民党内から反撃能力求める声
北朝鮮が発射した弾道ミサイルが、日本の上空を通過し、太平洋に着弾した(岩手県釜石市から東へ約3200キロの排他的経済水域(EEZ)外)。
政府は4日、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは日本列島上空を通過し、太平洋へ抜けたと発表した。政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)の対象地域を変更し、北海道、青森県としている。北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したのは平成29年9月以来。
(出典 読売新聞)
浜田防衛相は、今回のミサイルが過去最長の飛距離だと発表。
浜田防衛相は、今回の北朝鮮の弾道ミサイルの推定飛行距離である約4600キロは過去最長だと考えられると明らかにした。
松野官房長官は、自衛隊が発射直後から着弾まで監視をしっかりしていたことを明らかにした。また、自民党内からも反撃能力を求める声が広がっている。
松野官房長官は記者会見で「自衛隊が発射直後から落下まで完全に探知・追尾をしていた」と明らかにした。ただ、北朝鮮が最近発射を繰り返すミサイルは、レーダーやミサイル防衛網をかいくぐることを目的とした低高度・変則軌道が目立つ。ミサイル防衛システムで迎撃が困難なミサイルに核が搭載されれば、脅威レベルは格段に上がる。
政府・自民党内では、自衛目的で相手国のミサイル発射基地などを破壊する「反撃能力」の保有が不可欠だとの声が広がる。松野官房長官は4日の声明で「反撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除せず現実的に検討する」と強調した。稲田朋美・元防衛相は党本部で記者団に「何十発と撃ってくる場合、反撃能力を持っていないと日本を守ることができない」と訴えた。
引用元 北のミサイル、核搭載技術確立が目的か…政府・自民党内で「反撃能力」求める声
参考 内閣官房長官声明
自民党の小野寺五典元防衛相は「反撃能力を含めた防衛力強化が重要」とツイート。
今朝7:22頃 #北朝鮮 が #弾道ミサイル を発射。7:29北海道、青森上空を通過、太平洋沖3000km先EEZ外落下の見通し。5年ぶりに日本上空越え。脅威は新たな段階に。反撃能力を含めた防衛力強化が重要です。現在、自民党 #安全保障調査会 で議論しています。政府も NSCを開催、今まさに対応を協議中です。 https://t.co/EJXihrV2Cg
— 小野寺 五典 (@itsunori510) October 4, 2022
同じく自民党の佐藤正久外交部会会長は「抗議だけでは止まらない」と訴えた。
【撃たせない為の抑止力強化、即ち反撃能力の早急な整備が必要、抗議だけでは止まらない→北朝鮮ミサイル発射、もし福井県の上空通過したら想定される事態 発射警報から通過までわずか4~6分 】
日米韓の外相協議や国連安保理での議論も大事だが、抑止力上、反撃能力は必須だ https://t.co/CZ0aQQo4Yw— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) October 4, 2022
佐藤氏は国連安保理に触れているが、中国やロシアが邪魔をする限り、機能しないだろう。日米韓で連携するのもいいが、並行して抑止力強化は必要だろう。
一方で、共産党の志位和夫委員長はこのようなツイートをしていた。
北朝鮮による弾頭ミサイル発射は、国連安保理決議に反し、地域の平和と安定に逆行する暴挙であり、強く非難し抗議する。
北朝鮮の軍事的挑発のエスカレートを抑えるための国際社会の協調した外交的対応が急務だ。— 志位和夫 (@shiikazuo) October 4, 2022
「北朝鮮の軍事的挑発のエスカレートを抑えるための国際社会の協調した外交的対応」とは、どのようなものだろうか?もっと具体的の述べて欲しいものだ。それにしてもいまだにこのようなことを述べている。話が通じる相手ではないことがまだわからないのだろうか。北朝鮮と話し合っても、北朝鮮が要求してくることがまず制裁解除だろう。志位委員長はこれを飲めというつもりだろうか?
ちなみに、志位氏の投稿には「憲法9条があれば日本は大丈夫なはずでは?」といった皮肉めいたコメントが寄せられていた。