小池知事、ウイグル製の太陽光パネルが多いという指摘に「企業の責任ある人権尊重への継続的な取り組みを促進することが重要だ」
新築建築物への太陽光発電パネルの設置義務化を推進する東京都の小池百合子知事が、「企業の責任ある人権尊重への継続的な取り組みを促進することが重要だ」と、都議会の定例会で述べた。なにか、決めるだけ決めてあとは施主や業者に丸投げの感が否めない。
都議会第3回定例会は29日、一般質問を行い、小池百合子知事は、一戸建て住宅を含む新築建築物への太陽光発電パネルの設置義務化に関連し、パネルが中国による人権侵害が指摘される新疆(しんきょう)ウイグル自治区製が多いとされることについて、「企業の責任ある人権尊重への継続的な取り組みを促進することが重要だ」との認識を示した。
自民党の川松真一朗議員の質疑に対する回答。知事は、国が策定したガイドラインを踏まえ、パネル製造業者に適正な取り組みと情報公開を促していく意向を示し、「人権問題がグローバルなサプライチェーン(供給網)での課題であるとの認識のもと、各国の状況を注視し、SDGs(持続可能な開発目標)を尊重した事業活動を促進していく」と述べた。
小池知事は太陽光パネルの材料であるポリシリコンの全世界の供給の半分程度をウイグルで生産されていることをご存じないのだろうか?米国は中国製のポリシリコンを禁輸している。
日本製のパネルを使用したとしても、材料がウイグル製という可能性が非常に高い。まさか、業者にすべての材料の出所を追えという無茶なことを言い出すのだろうか?