安倍元総理への追悼演説を野田元首相が行う方向で調整!泉代表は不快感を示す→7月に追悼演説は「同時代をともに歩んだ政治家で、追悼演説にふさわしい人物」と言っていましたよね???
泉代表がまたしても、「安倍元総理」に難色を示している。臨時国会が召集されたが、その臨時国会では先送りされていた安倍元総理への追悼演説が予定されている。
そして、だ。誰が追悼演説を行うのかに注目が集まっていたが、野田元首相で最終調整されている。
野田元首相という人選について与野党ともに異論がないと思われた。だが、またしても泉代表が噛みついたのだ。
追悼演説は慣例として国会で行われてきたもの。多くの功績を残した安倍元総理への追悼演説にも噛みつく様子に、「提案型」を標榜してきた泉代表の面影は皆無であろう。
追悼演説の人選に不満を漏らす泉代表!7月の時は何も言っていませんでしたよね??
安倍元総理の国葬が先月末執り行われた。国葬は終わったが国会で行われる予定のものがあと1つある。それが追悼演説だ。
国会の慣例として行われてきた追悼演説。その追悼演説の人選も最終調整に入った。最終調整で名前が上がったのが野田元首相だ。
元総理の追悼演説を元総理が行う。これほど適材な人選はない。
しかし、だ。野田元首相が所属する立憲民主党の泉代表が不満をもらしているのだ。
立民は安倍元首相の国葬に執行部は参列しないことを決定したが、野田氏は「元首相が元首相の葬儀に出ないというのは、私の人生観から外れる」などとして出席した。野田氏への打診について立民の泉健太代表は「岸田政権の延命のためだとか、批判を回避するため、和らげるためにわが党所属の国会議員を利用しようとするのであれば大きな間違い。そんなことのために野田元総理はいるんじゃない」と不快感を示した。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
追悼演説を行うことは国会の慣例として定着している。それを野田元首相が行うことのどこが「岸田政権の延命」「批判を回避」ということになるのか全く理解が出来ない。
この泉代表の姿勢からは、野田元首相云々というより、安倍元総理への追悼演説自体を反対しているように受け取れる。
泉代表は7月の末の記者会見では次のように語っていた。
立憲民主党の泉健太代表は29日の記者会見で、(中略)誰が追悼演説を行うべきかについて「同時代をともに歩んだ政治家で、追悼演説にふさわしい人物」とし、首相経験者が好ましいと指摘した。
慣例では野党の議員が行っているが、「立民の権利とは認識していない。自民議員が行うこともあり得る」と述べた。
(出典 衆議院)
7月の時、泉代表は安倍元総理への追悼演説に対して容認する姿勢を示していた。それが今になって豹変したのだ。
立憲民主党は安倍元総理関係のことなら全て反対するということなのか。泉代表のブレる姿勢は今に始まったことではないが、180度違う姿勢に呆れるしかない。
粛々と行われた国葬のように、野田元首相には粛々と追悼演説を行ってもらいたい。そして憲政史に残る追悼演説にしてもらいたい。