身内の接点については批判しない立憲民主党。問題にあたっている弁護士は細田議長の説明に対して「関わりを持つこと自体」が問題と大指摘!→立憲民主党も同じでは??
旧統一教会問題をめぐって立憲民主党が政府、そして自民党への攻勢を強めている。しかし、だ。政府、自民党への批判を他所に、所属議員に対しては甘い対応に終始している。
霊感商法対策を行っている弁護士が立憲民主党のヒアリングに出席し、細田議長の追加説明に対して問題を長年見てきた立場から指摘を行った。
その指摘の中には、「政治家が統一教会関連団体と関わりを持つこと自体、統一教会が政治家からお墨付きを得ているということになり、非常に影響が大きい」という指摘もある。
この指摘は細田議長の問題に限らず、政治家と旧統一教会との関係についても当てはまる。
立憲民主党は身内に対しての甘々な対応を貫くのか。
長年に渡って問題に向かい合ってきた弁護士が重要な指摘!
臨時国会が召集され、立憲民主党が力を入れていることの1つが政治家と旧統一教会との関係だ。「政治家」と旧統一教会との関係であるにも関わらず、なぜか自民党所属議員限定の問題にされている。
細田議長の追加説明を受けて開催された立憲民主党のヒアリングでは、霊感商法対策を行ってきた弁護士からは次のような指摘が飛び出している。
細田議長の追加説明について、ヒアリングに参加した全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士は、「政治家が統一教会関連団体と関わりを持つこと自体、統一教会が政治家からお墨付きを得ているということになり、非常に影響が大きい」と、これまでの指摘を改めて強調しました。
同連絡会の木村壮弁護士は、統一教会関連の複数の主要団体と付き合いがあったことに、「今後はないように、ぜひお願いをしたい」と語りました。
このヒアリングは細田議長の追加説明を受けて行われたものだが、出席した2人の弁護士の指摘は何も細田議長、そして自民党所属議員にのみ当てはまるものではない。
「政治家が統一教会関連団体と関わりを持つこと自体、統一教会が政治家からお墨付きを得ているということになり、非常に影響が大きい」「今後はないように、ぜひお願いをしたい」という指摘は関係があった全国会議員に当てはまる。
もちろん、立憲民主党にも旧統一教会と接点があった所属議員はいる。
旧統一教会をめぐり、立憲民主党は、奥野総一郎衆議院議員が過去に教会の関係者と名刺交換していたことを明らかにしました。
党所属の国会議員で教会と何らかの関わりが確認されたのは、これで15人になりました。旧統一教会をめぐり、立憲民主党の岡田幹事長は記者団に対し、党所属の奥野総一郎衆議院議員から、過去に名刺交換した人の中に教会の関係者がいたと報告を受けたことを明らかにしました。
(中略)
岡田幹事長は「党として調査していながら新しい話が出てきたのは大変残念だ」と述べました。
(出典 衆議院インターネット審議中継)
調査漏れが明らかになった立憲民主党。しかし、だ。調査漏れ以上に問題なのが「認識がなかった」「わからなかった」という言葉で説明していることだ。
立憲民主党には自民党を批判するだけではなく、2人の弁護士が指摘しているように、問題の本質、そして今後の対応を踏まえ、建設的な議論を臨時国会で行ってもらい、実効性のある対策を政府与党と一体になり講じてもらいたい。
(出典 衆議院)