中国共産党、党規約に、新たに「台湾独立に断固として反対し、抑え込む」盛り込む
中国共産党の党規約には「祖国統一の大業を達成する」(参考)と記されていたが、第20回中国共産党大会で「台湾独立に断固として反対し、抑え込む」というより強い文言となった。
台湾独立への警戒感を反映したとみられていると報じられている。
第20回中国共産党大会は22日、党の憲法にあたる党規約に、新たに「台湾独立に断固として反対し、抑え込む」という文言を盛り込む改正案を全会一致で承認した。習近平(シーチンピン)総書記(国家主席)の台湾独立に向けた強い警戒感を反映したとみられる。
台湾問題に関して、従来の党規約には「完成祖国統一(祖国統一を完成する)」などと書かれているのみだった。
台湾に向けてのメッセージでもあるが、台湾を助けようとしている西側諸国への強いメッセージだ。
抑え込むという強い表現をした中国。習主席が「台湾への武力行使の放棄、決して約束しない」と述べていただけに、武力行使も当然視野に入っているはずだ。それだけではない。台湾を支援する国には経済制裁などを科すことも予想される。