那覇市長選、知念覚氏が初当選。オール沖縄市長選7戦全敗。県内のオール沖縄系市長は宮古島市のみに




任期満了に伴う那覇市長選は23日投開票され、無所属新人(自民、公明推薦)で前副市長の知念覚氏が初当選した。

那覇市長選開票結果
当64165知念覚 無新
54125翁長雄治 無新

これにより、自民が推薦する候補は今年の県内7市長選で全勝。対して、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」は7月の参院選と9月の知事選では勝利したが、市長選全敗となった。

自民党の森山裕選対委員長は「県都での勝利は誠に大きい」「今後も自民党の政策を訴え、与党の沖縄への思いも伝えながら、来るべき選挙に備える」と語った。

自民党の森山裕選対委員長は23日、那覇市長選での前那覇市副市長の知念覚氏59=自公推薦=の勝利を受け「選挙イヤーだった沖縄県の最後を締めくくる県都での勝利は誠に大きい」と評価した。党本部で記者団の取材に答えた。

自民は今年の県内7市長選で全勝。森山氏は「今後も自民党の政策を訴え、与党の沖縄への思いも伝えながら、来るべき選挙に備える」と強調した。

勝因については「知念候補の行政手腕と人柄、城間(幹子)市長が後継として託したことが大きな勝因だったのではないか」との見方を示した。

引用元 「県都の勝利大きい」自民、沖縄7市長選で全勝締め 森山選対委員長が見た勝因

対して、玉城デニー知事は「選対本部長として、力足らずだった。深く深く反省する」「選挙の結果は真摯に受け止めたい」と述べていた。

沖縄県の玉城デニー知事は23日、那覇市長選で支援した翁長雄治氏が敗れたことに「選対本部長として、力足らずだった。深く深く反省する」と述べた。翁長氏らと開票を見守った那覇市の教育福祉会館で、記者団の取材に応じた。

「オール沖縄」勢力で足並みをそろえてきた那覇市長選で敗れたことの県政運営への影響については「県民、市民のために一緒に協力して、やっていかなければいけないところは当然一緒にやらなければ、それこそ無責任のそしりは免れない」と指摘。「選挙の結果は真摯(しんし)に受け止めたい」と述べた。

名護市辺野古の新基地建設に関しては「分析をしなければいけない。知念氏は、賛否を明らかにしていない。どのような影響を与えるのか、与えないのかということについても、我々も冷静に受け止め考えたい」とした。

引用元 沖縄・デニー知事「深く深く反省する」 県都・那覇でも敗れ…7市長選で全敗

これで、県内の「オール沖縄」系の市長は宮古島市のみとなったと毎日新聞が報じた。

 玉城氏の支援候補は2022年の県内市長選で自公系に7連敗。「オール沖縄」系の市長は県内11市のうち宮古島市のみとなった。玉城氏は9月の知事選で再選されたが、「県都」の市長も自公系となり、足元が揺らぐ。

引用元 那覇市長選、知念氏が初当選 知事ら支援の翁長氏破る

玉城知事とオール沖縄について、産経新聞は「落選により同勢力の影響力低下が浮き彫りになり、今後の県政運営にも影響を及ぼしそうだ。」と報じていた。(参考

一連の市長選の結果を受け、中山義隆石垣市長は「沖縄政治の主流がオール沖縄から変わる瞬間」とツイート。

他にも次のような投稿がされていた。

中山市長が言うように、沖縄が変わった瞬間と言っていいのではないだろうか。知事選の際には、「民意が示された」と叫んでいたオール沖縄勢力だが、これらの市長選も当然ながら民意だ。オール沖縄の意見が県民の総意ではないことが示された。玉城知事の今後の県政運営への影響は少なくないだろう。







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