静岡県の川勝知事、神奈川県を批判したと思えば、今回は県外工区の工事停止を主張!!
静岡県の川勝知事がまたしても他県に対して文句を言っている。つい先日は神奈川県をターゲットにしたが、今回の標的は山梨県だ。
驚くべきことに、リニア中央新幹線の山梨工区で進む工事を止める必要があると言い出したのだ。
この主張に山梨県の長崎知事は呆れたご様子。沿線自治体に波紋しか生まない川勝知事の言動。なんとしてでもリニア中央新幹線を阻止したい姿勢の現れに見えてしまう。
川勝知事の今度の攻撃対象は山梨県!
リニア中央新幹線に対して事あるごとに反対の姿勢を示してきた川勝知事。しかし、今年に入ってからは、「反対」のイメージを払拭することに努めてきた。
だが、川勝知事の負のイメージ払拭はどれも表面的なものに過ぎなかった。つい先日は神奈川県のせいでリニア中央新幹線の工事が遅れていると言い張ったのだ。
川勝知事は、9月に相模原市の神奈川県駅(仮称)を視察した際、工期が予定より遅れていると主張。9月下旬の記者会見では「一義的には神奈川県が2027年の開業を不可能にした」と非難した。
これに対し、神奈川県の黒岩祐治知事は「27年開業に向けて、神奈川県内の工事は着々と進んでいる」と反論。愛知県の大村秀章知事も「それぞれの地域の課題は各都府県で解決に向けて取り組んでいる」と述べるなど、川勝知事に対する反発が強まっている。
(出典 全国知事会)
神奈川県のせいにしようと試みた川勝知事。しかし、あっけなく神奈川県の黒岩知事に反論されて終わってしまった。そして愛知県の大村知事も巻き込む始末。リニア中央新幹線の沿線自治体が静岡県から迷惑を受けていることに気が付かないのか。
神奈川県への批判が上手くいかなかった川勝知事だが、これで当然終わりにはならなかった。神奈川県の次にターゲットにされたのは山梨県だ。
何と、だ。山梨工区の工事の停止を主張し始めたのだ。
リニア中央新幹線静岡工区の未着工を巡り、静岡県がJR東海に対して山梨工区に関する文書を提出したことに波紋が広がっている。山梨工区で進むトンネル工事について、県境に達する前に止める必要があると主張し、静岡県外の工事計画に関与する姿勢を示したためだ。川勝知事は、神奈川県内の工事についても一方的に批判を繰り返しており、沿線知事やJR東海から憤りや戸惑いの声が上がっている。
「山梨県に一言の連絡もなく、遺憾以外のなにものでもない。行政のやり方として、もう少し山梨県に対して礼を尽くすべきだ」
山梨県の長崎幸太郎知事は17日の記者会見で苦言を呈した。長崎知事は、静岡県の提案などを報道で知ったという。
(出典 山梨県庁)
川勝知事が要求する山梨工区の工事停止。川勝知事曰く、山梨工区で工事が進むと静岡県の水が流出するということが、この主張の理由のようだ。
しかし、だ。川勝知事の暴走に付き合うJR東海の金子社長は20日の記者会見で「現在、トンネルから流れる水はほとんどない状態。(静岡県が)言われるような懸念は生じていない」(参考)と語っているのだ。
神奈川県に続いて、山梨県を攻撃対象にした川勝知事。しかし、どちらの主張もあっさり反論される始末。
川勝知事がどうしてもリニア中央新幹線の建設に反対したいのであれば、リニア中央新幹線建設促進期成同盟会への加盟はなんだったのか。
知事以前に政治家としてここまでブレる、または意図が分からないような行動は、静岡県民も不安に思うのではないか???