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大正論!野村修也氏「『権力の監視がメディアの役割』は否定しないが、事実を歪めた陰謀論を撒き散らすのは監視ではありません」




読売テレビの「ウェークアップ」でMCを務める、中央大学法科大学院教授・弁護士の野村修也氏が大正論だ。

絶対的な権力は監視しなければ、腐敗してしまうということから、メディアの役割に「権力の監視」というものがある。野村氏はその役割自体は肯定しながらも、メディアの監視の在り方を問題視した。

おっしゃる通りだ。

国会で何が行われているか、何が議論されているか。政治家がどういう行動をとっているかなど、ありのままの事実をそのまま伝え、それに対して専門家が論評すればいいのだが、歪められた事実や脚色された事実が視聴者に伝えられ、その歪められた事実をもとにワイドショーなどではコメンテーターがコメントしているのが今の日本のメディアだ。そして、多くの視聴者がそれに影響されてしまっている。

最近でもテレビ朝日の玉川発言や、TBSの報道特集のデジタル献花報道が問題となったばかりだ。これらはメディア側の印象操作の意図が見え見えだった。

今のメディアは「権力の監視」よりも「権力の打倒」に比重を置いているように見える。どうやったら視聴率の取れるネタになるかを考え、脚色し、それを報じているように思える。それに気づいたのがネット民や多くの若者だ。彼らはメディアは信用できないとしてテレビを見ない人が多い。つまり、メディアの洗脳を受けていないのだ。

特に若者だ。世論調査の結果を見ると、若年層と高年層の結果が逆転していることが多々ある。もちろん万事というわけではないが、テレビを見て影響を受けているかいないかが大きく反映されているのだと思う。

そんな中で、野村氏のような考えの方がMCを務める番組があるのはまだ救いだ。

あと、米国などの海外では、メディアの報道が誤っていたら「これはフェイクだ」と、大統領や政治家がSNSなどではっきり否定している。日本の省庁や政治家の中にも増えてきたが、まだまだ言われっぱなしの傾向がある。違うものは違うとはっきり言うのもメディアのためにもなるし、国民が印象操作や誤報に惑わされることを防ぐことができるのではないだろうか。







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