【被害者救済】立民・泉代表「協議がまとまらないということであれば、内閣不信任に値する」
立憲民主党がまたも「内閣不信任」を口にした。
自民党、公明党、立憲民主党、日本維新の会の4党は1日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り、被害者救済のための新法に関し、国会内で協議を行ったが、与党側は新法について、被害者家族の損害賠償請求やマインドコントロールの扱いで課題が残るとして、今国会での成立先送りを提案した。
立憲民主党の泉健太代表は4日の記者会見で「協議がまとまらないということであれば、首相と自民党の、重大な国民に対する背信行為だ。骨抜きや先送りがあった場合は、もう内閣不信任に値するほどの事案だ」とけん制した。
立憲民主党の泉健太代表は4日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済のための新法に関し、与野党協議が決裂した場合、岸田文雄内閣に対する不信任決議案提出に値するとの見解を示した。
泉氏は「協議がまとまらないということであれば、首相と自民党の、重大な国民に対する背信行為だ。骨抜きや先送りがあった場合は、もう内閣不信任に値するほどの事案だ」と述べた。
立憲民主党と日本維新の会は今国会での成立を目指しているが、事項は慎重に議論を重ねるべきというのが与党側の姿勢だ。確かに早いに越したことはないが、マインドコントロールの扱いついても何を判断材料にすべきかが曖昧で定まっていないように感じる。自民党は「マインドコントロールをどう証明するのか」と指摘している。
岸田総理も「政府としても法律の見直しを考えていると申し上げたが、御党(立憲民主党)から提出された法案を拝見すると、そこと重なる部分ももちろんある」と述べていて、野党側の案もある程度受け入れる姿勢を見せている。拙速はよくないとしているのに、今国会での成立先送り=協議がまとまらない=内閣不信任というのはあまりに乱暴だ。これでは「我々の意見が通らなければ内閣不信任だ」と言っているに等しい。
被害者救済の措置は確かに重要なのだが、立憲民主党はそのエネルギーの少しでも国防や安全保障に回せないだろうか?日本はとんでもない状況になりつつある。個人的には国会で国防などの安全保障に関して熱の入った議論がされることを望んでいるのだが。