立民・泉代表の発言に党内から不満噴出?「不用意な発言は逆効果」「だじゃれが多く言動が軽すぎる」
立憲民主党の泉健太代表の発言が、党内で波紋を呼んでいるようだ。読売新聞が「立民・泉代表の発言に党内からも懸念「不用意な発言は逆効果」…だじゃれも多く「言動が軽すぎる」」と報じた。
泉代表は、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題を巡る新法制定の与野党協議について、「まとまらないのであれば不信任に値する」と、与党をけん制したのだが、自民党の茂木敏充幹事長から「極めて不適切で不誠実」と撤回を求められ、法案を共同提出している日本維新の会からも「先走ったら向こうの思うつぼだ」と苦言と呈された。
憲法改正を巡る発言においても、共産党の志位和夫委員長とひと悶着あり、記者会見ではだじゃれを交える発言も目立っていた。
こういった発言が党のプラスにはならないと感じたのだろうか、党内から不満が出ているという。
立憲民主党の泉代表の発言に、党内や他の野党から懸念が出る場面が目立っている。泉氏は岸田内閣の支持率低下を好機と捉えて発信を強めているとみられるが、野党間のきしみにつながったケースもあり、立民内には「不用意な発言は逆効果だ」と指摘する声もある。
泉氏は4日の記者会見で「内閣不信任」に言及し、党内外に波紋を広げた。「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題を巡る新法制定の与野党協議について、「まとまらないのであれば不信任に値する」と述べたものだ。
ただ、協議は継続中で、8日にも実務者協議が予定されている。合意形成を早々に断念するかのような発言に、法案を共同提出した日本維新の会からも「先走ったら向こうの思うつぼだ」(遠藤敬国会対策委員長)などと、与党に協議打ち切りの口実を与えかねないとの批判が噴出した。立民の岡田幹事長は、水面下で維新の藤田幹事長への釈明に追われた。
SNSでは共産党と火花を散らした。憲法改正で維新とは立場に差がないとする泉氏の発言を共産の志位委員長がツイッターで批判すると、泉氏は「敵味方をすぐに色分けし、異論は許さない考え方こそ改められては」と返信した。立民には国政選挙で共産の協力が必要な議員も多く、執行部内からも「過激になりがちなSNSはやめた方がいい」との苦言が出た。
政権批判については、記者会見などで「(岸田首相の答弁は)からっきしだ」「(前経済再生相の)山際大臣の『辞め際』は非常に悪い」「総合経済対策は、いいねは押せない『言い値予算』」など、だじゃれ交じりの発言が多い。
泉氏はかねて、党内では真面目だと評されてきたが、最近はパフォーマンスに力を入れるようになってきた。党内には「野党第1党の党首として言動が軽すぎる」(若手)として、落ち着いた情報発信を求める声もある。
記事の通りだとすると、要するに、慣れないパフォーマンスを求められた結果、空回りしてしまったということなのだろうか。国葬儀についてもそうだったが、発言もコロコロと変わることが目立つ泉代表。もはや党の重鎮の操り人形と化してしまっているのだろうか。
真面目にやろうとすれば発信力がないと叩かれ、頑張ったら頑張ったで「不用意だ」と叩かれる。能力や党首としての器もさる事ながら、立憲民主党は肌に合っていないのではないだろうか。