大朗報!連合の春闘賃上げ要求水準5%に、経団連の十倉会長「驚きはない」と理解を示す!!労使協調で好循環の実現を目指せ!!!
賃上げを目指している岸田総理。その岸田総理は「新しい資本主義実現会議」で出席した連合の芳野会長、経団連の十倉会長を前に、物価高に負けない賃上げを春闘で実現するよう要請した。
連合は来年の春闘で5%の要求水準を掲げている。その連合の方針について、経団連の十倉会長が理解を示している。
労使で進む賃上げへの流れ。岸田総理にも更なる後押しを期待したい。
連合の要求に経団連側も理解を示す!急げ、賃上げ!!
物価高騰を前に、賃上げの流れが加速しようとしている。岸田総理は自身の肝いり会議である「新しい資本主義実現会議」で、労使の代表に対して、春闘での賃上げを要求した。
その岸田総理の会議が行われる数日前、連合は来年の春闘の目標を決定していた。
連合は20日、2023年の春季労使交渉で、基本給を一律に上げるベースアップ(ベア)と定期昇給(定昇)を合わせた賃上げ要求を5%程度にすると発表した。28年ぶりの高い要求だ。
(出典 連合公式フェイスブック)
高水準の要求を設定した連合。その5%の内訳はベアが3%、定昇が2%だ。この方針を決めた会合後、芳野会長は「14年からの賃上げの流れを止めることなく、物価高も踏まえ、一層の全体的な底上げをはかっていかなければならない」と語り、賃上げ実現の意思を力強く示した。
28年ぶりの高水準の要求だが、労使の使側である経団連の十倉会長は、連合の方針に理解を示している。
経団連の十倉雅和会長は5日の記者会見で、連合が2023年春闘で賃上げ要求水準を「5%程度」と決めたことについて、「連合は物価上昇に負けない賃上げを打ち出しており、特に驚きはない」と述べた。
十倉氏は「(中略)物価と賃金の好循環を回していきたい」との意向を示した。
労使が一体となって作ろうとして好循環。十倉会長が語った「物価と賃金の好循環」は岸田総理も目指すところのはずだ。
岸田総理は今年度の税制では中小企業向け「賃上げ促進税制」を設けた。
青色申告書を提出している中小企業者等が、一定の要件を満たした上で、前年度より給与等の支給額を増加させた場合、その増加額の一部を法人税(個人事業主は所得税)から税額控除できる制度だ。
この税制は2022年4月1日から2024年3月31日までの間に開始する各事業年度が対象とされている。だが十倉会長が言うように、「物価と賃金の好循環」を作り出すためには時限的な制度でなく恒久的な制度も必要だ。
諸外国と広がる賃金格差。これを是正するために物価高騰をチャンスと捉え、岸田総理には賃上げが行いやすい環境の整備に尽力してもらいたい。
労使間で醸成されている賃上げの流れを加速させてもらいたい。