中国、萩生田氏の訪台に「強烈な不満と断固たる反対」「台湾との全ての公的な往来をすぐに停止するよう日本側に促す」
自民党の萩生田光一政調会長が台湾を訪問し、台湾総統府で蔡英文総統と会談した。両者は台湾海峡の平和と安定に向けて連携を強化することで一致した。
萩生田氏は面会後、記者団に「力による現状変更はあってはならないことを改めて国際社会と共有すると確認した」と語り、「安倍晋三元首相が亡き後の日台関係をしっかりつなぐことができるよう、後継者と言うのはおこがましいが力を尽くしたい」とも述べたという。
しかし、萩生田氏の訪台を巡り、中国が「強烈な不満と断固たる反対」「台湾との全ての公的な往来をすぐに停止するよう日本側に促す」と表明した。
在日本中国大使館は12日、萩生田光一自民党政調会長の台湾訪問に「強烈な不満と断固たる反対」を表明する報道官談話を発表した。「台湾との全ての公的な往来をすぐに停止するよう日本側に促す」と表明した。
談話は、台湾は中国の領土だと改めて主張。萩生田氏が訪問先の台湾で11日に「台湾有事は日本有事」と述べたことなどに対して「一つの中国」原則を踏みにじる言動だと非難した。
各国が台湾と往来すればするほど中国の孤立化が際立つ。中国が焦るのは当然だ。だからとて、日本は中国に内政干渉をされる所以はない。堂々と言い返せばいい。
「台湾は中国の領土だと改めて主張」とあるが、台湾がそれを認めていない限り、中国の独り善がりでしかない。日本は中国の罵声に臆することなく、台湾と友好を深めていけばいい。