「緑なき島」を巡り、自民「護る会」と元島民が意見交換。国会で取り上げる方針で一致




問題となっている、NHKが放送した番組「緑なき島」を巡り、自民党の「日本の尊厳と国益を護る会(護る会)」が国会内で会合を開き、端島元島民と意見交換を行った。

元島民は国会で追及するよう訴え、護る会はNHK側に再調査を求めるなど国会で取り上げる方針で一致したという。

NHKが昭和30年に長崎市の端島炭坑(通称・軍艦島)について放送した番組「緑なき島」の坑内映像に疑義が生じている問題を巡り、自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」が13日、国会内で会合を開き、元島民らと意見交換を行った。出席した77~88歳の6人の元島民は、いずれも坑内映像の撮影場所は軍艦島ではないと証言。護る会は来年の通常国会で、NHK側を追及する方針を確認した。

「緑なき島」は昭和30年11月にNHKで放送された短編映像。映像に登場する複数の坑内作業員が照明器具をつけず、ふんどし姿でツルハシを振るうなどの様子は、元島民の証言や当時の坑内規則に反している。 元島民が問題視する理由は、韓国メディアがこの映像を使用し、戦時中の朝鮮人労働者が軍艦島で非人道的な待遇を受けていたとする主張の論拠にしているためだ。韓国・釜山の「国立日帝強制動員歴史館」では今も映像が使われているという。

13日の会合で元島民らは、この問題を国会で追及するように出席議員に訴えた。端島炭坑で坑内作業に従事した田中実夫さん(88)は「『緑なき島』の(坑内)映像はとんでもない映像で、とても(軍艦島とは)考えられない現場だ」と説明した。

元島民の溝部武麿さん(79)も、「軍艦島は小さな島で、風呂もトイレも共同だ。ほとんどの人の顔を知っているが、(『緑なき島』に)登場する人は1人も見たことがない」と証言した。

佐藤多門さん(78)は「『緑なき島』は韓国のプロパガンダ(政治的宣伝)の裏付けに使用されている。噓は100回繰り返せば事実になる。間違えた事実が世界で真実として受け止められかねない」と懸念を示した。

NHKは元島民の求めに応じ、放送当時に在職していた元職員や専門家に聞き取りを行ったうえで昨年末、「明確な根拠があるとまでは言えない内容も一部存在するものの、映像が端島炭坑以外のものであるとの結論には至らなかった」と元島民らに報告した。坑内映像が軍艦島で撮影されたものという証拠は示せていないのが実情だ。

護る会の代表を務める青山繁晴参院議員は、「軍艦島は、韓国から嫌がらせのような噓を交えた指摘をされている。韓国の噓に味方するようなNHKの放送を巡り、(元島民らの)名誉回復が行われていない」と述べ、出席議員はNHK側に再調査を求めるなど国会で取り上げる方針で一致した。護る会メンバーは年明けにも軍艦島を視察する。

引用元 軍艦島元島民 NHK映像で自民護る会に国会審議を

記事にもあるが、韓国側が難癖をつけてきているのはこの映像が元凶と言ってもよい。日本政府が世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」について「国家総動員法に基づく国民徴用令は全ての日本国民に適用された」と報告書に記したものをユネスコに提出したのだが、韓国政府は遺憾を示した。国会で追及し、誤報が認められれば、朝日新聞の慰安婦誤報に匹敵する大誤報だ。それが天下のNHKが行ったとなればなおさらだ。

しかしこの問題、昨年、自民党の山田宏議員が国会で追及し、NHKは「有識者を交えた検証」をするといったがその後音沙汰がない。その有識者も、NHKから委託を受けた有識者ということで、山田議員は「元島民にも議論に入ってもらうべきだ」と訴えていた。

こういった経緯を踏まえて、元島民は業を煮やしたと考えられる。

今回こそ徹底的に追及していただきたい。







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