東京都の新築戸建て住宅などへの太陽光パネル設置義務化が本会議でも可決。令和7年度実施目指す
東京都の新築戸建て住宅などへの太陽光パネル設置を義務付ける環境確保条例の改正案が13日、都議会環境・建設委員会で自民党を除く賛成多数で可決され、このまま進めば都議会本会議でも可決されるだろうと言われていたが、案の定、自民党議員の反発もむなしく本会議でも可決された。
これにより、東京都は令和7年度からの実施を目指すという。
全国初となる東京都の新築戸建て住宅などへの太陽光パネル設置を義務付ける環境確保条例の改正案が15日の都議会本会議で、自民党などを除く賛成多数で可決、成立した。都は令和7年4月からの義務化を目指している。川崎市も義務化する方針を示しており、都の取り組みは日本の環境施策に影響を与えそうだ。
都は2030(令和12)年の温室効果ガス排出量を00(平成12)年比で半分に減らす「カーボンハーフ」を目指している。20(令和2)年時点で、家庭部門の削減策が課題となったため、戸建て住宅へのパネル設置義務化に踏み切った。
都の方針では、一戸建て住宅を含む延べ床面積2千平方メートル未満の中小規模の新築建物は、供給延べ床面積が都内で年間2万平方メートル以上の住宅メーカー約50社などが設置義務を負う。屋根面積20平方メートル未満の狭小住宅は対象から除外される。
自民党の吉住栄郎議員はこの日、採決を控えた討論で「事業の全体像が明らかにされないまま、義務化の開始だけを決めてしまう条例改正には賛成できない」と述べた。
何度でも言うが、なぜ「義務化」が必要なのか?補助の拡大ではダメなのだろうか?
記事には「川崎市も義務化する方針を示しており」とあるが、これを機に、他にも東京都に続く自治体が出てくるかもしれない。