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【他人を落として自分を上げる戦術】中国、台湾においての日米の株を下げ、中国への評価を相対的に上げる⇒日本でも似たようなことが…




産経新聞が面白い記事を配信した。

中国の情報戦略で、台湾に対して中国を持ち上げる情報を流しても台湾の人々は信用しないが、日本と米国は酷いという話には耳を傾けるため、日米の株を落として中国の評価を相対的に上げていくというもの。

台湾を日米から遠ざけて、中国が有利な立場を取ろうとしているのだろう。

人間は口さがない生き物である。東大阪出身のヒロインがパイロットを目指すNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」に、SNSの一部でダメ出しの声が上がったと週刊誌が伝えていた。脚本家の交代で作風が変化したためだ。エンタメ作品の好みは十人十色で個人的には一層面白くなったと感じるが、ネットはネガティブな意見のほうが拡散しやすい

▶中国が台湾に流す偽情報を分析している台北大の沈伯洋副教授は「台湾の若者に中国はすごいと言っても信じない。だが米国や日本がひどい、という話には耳を傾ける」と語る。中国はそれを熟知し、日米や台湾政府の株を下げることで中国への評価を相対的に上げる戦術をとる

▶中国の「認知戦」は台湾社会や民主主義陣営の間の分断を狙う。一方、日本社会も政治的立場や経済格差、世代などを対立軸に「分断」が進んではいないだろうか。ネットで偽情報や負の感情を拡散して社会の分断を図ろうとする勢力を警戒すべきだ。

引用元 他人を落として自分を上げる戦術

「日本でもそっくりなことがあるな」とピンと来た人もいるのではないだろうか。

ただ、日本でも野党が与党批判を繰り返して与党の株を落とそうとしても、野党の支持率が上がっていないのが現実だ。同じく、韓国が慰安婦問題を利用して各国に日本に対するネガティブキャンペーンを行っても、韓国の株が上がることはなかった。中国が台湾においていくら日米の評判を落とそうとも、台湾の人々が「中国と台湾はひとつだ」とはならない。

むしろ、自分の株を上げようとしてライバルの悪評を流していたことがばれてしまうと、逆に嫌悪感を持たれる。野党のブーメランがまさにそれだ。







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