【相当嫌がっているか?】北朝鮮、反撃能力の保有めぐり「どれほど懸念し不快であるかを実際的な行動として見せ続けるだろう」
安全保障関連3文書に「反撃能力の保有」が記載されたことについて、北朝鮮が「どれほど不快に思っているかを実際の行動で示す」「日本の再武装化は国連憲章に対する乱暴な侵害だ」と反発した。
中国同様、北朝鮮も相当嫌がっているようだ。ただ、中国も北朝鮮も弱い部分を見せたくないため、このような挑発的な発言をしているのだろう。
日本で「反撃能力の保有」が記載された新たな安全保障関連3文書が閣議決定されたことについて、北朝鮮外務省は「どれほど不快に思っているかを実際の行動で示す」などと反発する報道官談話を発表しました。
談話は20日に発表されたもので、文書に記載された「反撃能力」について、「他国の領域を打撃するための先制攻撃能力」であり、「日本の再武装化は国連憲章に対する乱暴な侵害だ」と主張。
さらに、「我が国の合法的自衛権行使を口実に再侵攻のための軍事力増強を行おうとしている日本の愚かな行動は決して正当化できず、容認できない」と批判したうえで、「日本の不当で欲深い野望実現に向けた意図に対し、どれほど懸念し不快であるかを実際的な行動として見せ続けるだろう」と警告しました。
日本が北朝鮮に抗議や懸念を伝達しても無視している国がよく言う。「北朝鮮のミサイル発射に日本がどれほど不快に思っているか」と言い返せないものか。「あなたたちがおかしなことばかりして日本の安全保障環境を危険にしているからやらざるを得ないのだ」と、このこともしっかり伝えるべきだ。
日本から手を出すことはありえない。北朝鮮が攻撃の姿勢を見せない限り反撃能力が行使されることはない。これだけはしっかり相手側にわからせるべきだ。本当は中国も北朝鮮もそのことは理解しているはずだが、都合の悪い部分には一切触れない。そっくりだ。
中国と北朝鮮にとって、日本を悪者に仕立てるためには、反撃能力の保有が専守防衛と戦争回避が念頭にあると認めるわけにはいかない。国内にプロパガンダを流し、軍備増強を正当化しようとしているに過ぎない。
案の定、中国も北朝鮮も想定通りの反応を見せた。先も述べたが相当嫌がっているようだ。軍事において相手の嫌がることをするのは定石だ。防衛力強化の選択は間違っていなかった。あとは、反撃能力を行使するタイミングと、防衛費増額の財源について、しっかりと議論して、国民を納得させていただきたい。