世耕参院幹事長、台湾の蘇行政院長との会談で「安倍氏の遺志を継ぎ、関係をさらに発展させていかなければならない」
自民党の世耕弘成参院幹事長が台湾の首相に相当する蘇貞昌行政院長と会談を行い、世耕氏が「安倍氏の遺志を継ぎ、関係をさらに発展させていかなければならない」と述べ、蘇氏は「権威主義国家が拡張する今、われわれこそ手を携えて、地域の繁栄と平和、安定を守り抜くべきだ」と訴えたという。
自民党の萩生田光一政調会長も、訪台した際に「安倍晋三元首相が亡き後の日台関係をしっかりつなぐことができるよう、後継者と言うのはおこがましいが力を尽くしたい」と語っていた。
自民党の世耕弘成参院幹事長は26日、台湾を訪れ、台北市内で蘇貞昌行政院長(首相に相当)と会談した。両氏は緊迫する台湾海峡情勢を踏まえ、日台連携の重要性を確認した。世耕氏は28日までの滞在中、蔡英文総統や頼清徳副総統と会談する予定で、日本と基本的価値を共有する台湾に「寄り添う姿勢」(世耕氏)を明確にする考えだ。
世耕氏は蘇氏との会談で、7月に死去した安倍晋三元首相が日台関係を重視していたことに触れ、「安倍氏の遺志を継ぎ、関係をさらに発展させていかなければならない」と強調した。中国が台湾への軍事的圧力を強める中、日本政府が国家安全保障戦略など新たな「安保3文書」を閣議決定したことをめぐり、世耕氏は台湾が迅速に評価したことに謝意も示した。
蘇氏は「権威主義国家が拡張する今、われわれこそ手を携えて、地域の繁栄と平和、安定を守り抜くべきだ」と訴えた。台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への早期加入に向けた支援も求めた。
安倍元総理が亡くなった今でもその意思を受け継ぎ、日台関係を深めようとしている議員が自民党内にいることは喜ばしいし頼もしい。
記事にもあるが、台湾は「安保3文書」の閣議決定に理解を示し評価し、日本は台湾のTPP参加に支援する。このように理解しあえる仲、支援しあえる仲を保っていくのは非常に重要なことだ。とりわけ日本の周辺を見渡すと、台湾のような互いに支えあえる国など見当たらない。
今後も日台関係を守っていってほしい。そして、願わくば台湾を独立国家として国際的に認められるよう支援してあげて欲しい。