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政府、中国に対し水際対策の措置を実施へ⇒中国「正常な人的往来に影響を与えるべきではない」と反発




中国は新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大で、「香港(CNN) 米ブルームバーグ通信と英紙フィナンシャル・タイムズは23日、中国保健当局幹部の内部推計をもとに、中国で12月1~20日の20日間に2億5000万人近くが新型コロナウイルスに感染した可能性がある」と報じられた。(参考)中国の約7分の1の人が感染した計算になる。

米国は在中国米国大使館が12月15日からビザ発給を停止している。インドも入国者に対するPCR検査を12月24日から再開した。

日本政府も12月30日から、中国からの入国者を対象に水際対策の措置を実施すると発表された。

中国で新型コロナの感染が急拡大していることを受けて、岸田総理大臣は、12月30日から中国からの入国者を対象に、入国時の検査を実施するなど緊急の水際措置をとることを明らかにしました。

岸田総理大臣は、27日午後、総理大臣官邸で記者団に対し、中国での新型コロナの感染状況を踏まえ、できるかぎり速やかに体制を構築し、12月30日の午前0時から緊急の水際措置をとると明らかにしました。

具体的には、中国本土からの渡航者と中国本土に7日以内の渡航歴のある人すべてに対し入国時の検査を行い、陽性となった人についてはすべてゲノム解析の対象とし、待機施設で原則7日間の隔離措置を講じるとしています。

また、入国検査に万全を期すため、今後は、日本と中国を結ぶ便について増便などの制限を行うとしています。

引用元 岸田首相 中国コロナ感染拡大で緊急水際措置 30日から実施へ

自民党の小野寺五典元防衛相らが政府に対応を求めてきた結果、今回の判断に至ったようだ。

よく動いてくれたと思うが、米国と比べればいささか対応が緩い気もする。しっかりと水際対策を行ってほしい。

一方で、中国外務省が、日本の水際対策強化について「防疫措置は科学的で適度なものでなければならない。正常な人的往来に影響を与えるべきではない」と反発した。

中国外務省の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染が拡大している中国への水際対策強化を日本が打ち出したことに対し、「防疫措置は科学的で適度なものでなければならない。正常な人的往来に影響を与えるべきではない」と反発した。

汪氏は、これまでの中国側の防疫措置について「中国政府は、一貫して科学的で正確という原則を堅持し、感染状況の変化に基づいて常に対策を適正化してきた」と主張した。

引用元 中国が日本の入国検査義務化に反発 「往来に影響与えるな」

冗談じゃない、本来なら中国側が配慮して自ら渡航制限をかけるべきだ。

「中国政府は、一貫して科学的で正確という原則を堅持し、感染状況の変化に基づいて常に対策を適正化してきた」とあるが、訳の分からないゼロコロナ対策を行った結果、国民の不満が高まりデモまで行われ、仕方なく解除したところ急速な感染拡大となった。北京や上海では医療体制がすでに逼迫しているという。どこが科学的で適正な対応だろうか。

中国はゼロコロナ政策を撤回し、入国者に義務付けてきた隔離措置を来年1月8日から撤廃すると発表したばかり。中国からしたら、せっかく往来を解放したのに、相手国が中国に対して水際対策強化をすることが不満なのだろう。しかし、現実は他に例がないほどの感染爆発だ。この状況で渡航制限をかけない方がどうかしている。

また、ネット上では中国で拡大しているウイルスについて「新型ではないのか」「本当にオミクロンなのか」という疑いの声も多くあがっている。この点についても明らかにしてほしい。







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