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河野洋平氏が「報道特集」で岸田政権の防衛政策を批判。さらに「安倍政治に非常に大きな問題があった」




河野洋平元自民党総裁が、TBS系「報道特集」に出演し、岸田政権の防衛政策を批判した。

河野氏は政策転換には安倍政権に大きな問題があったと指摘したうえで、「反撃能力っていうのは武力による威嚇ですよね。威嚇を予算化しようとしている。政治や外交の努力を抜きにして、ただ壁だけを建てていく。壁の隙間から向こうへ鉄砲を狙うのは本当の安全だとは思わない」と持論を述べた。

 元自民党総裁・河野洋平氏が7日、TBS系「報道特集」に出演し、岸田内閣の防衛政策について批判した。防衛費倍増、反撃能力の保有などについて河野氏は「尊い命を犠牲にして、われわれ今ここに繁栄を得ているのです。『決して忘れません、決してあの過ちは繰り返しません』。何十年もですね、言い続けてその結果がこの政策転換というのはわたしはあり得ないと思っている」とコメントした。

転換の起点については「安倍政治っていうものに非常に大きな問題があったと思う」と安倍晋三元首相が出発点だったと指摘。安倍氏、菅義偉氏とバトンを受け継いだ岸田文雄首相の時には「勢いがついていた」と流れができてしまっていたとした。「少なくとも国会で議論をする。これをテーマに解散して総選挙で国民の意思を問うくらい重要な問題」とした。

中国の進出については「自分の言い分を正当化して押しかけてきている。それならやっぱり話し合う必要がありますね。外交関係でこの問題をテーブルに乗せて真剣に議論したことはあるか。わたしはそういう情報を聞いておりません」と“外交努力”が足りないと説いた。

さらに「反撃能力っていうのは武力による威嚇ですよね」と明言。「威嚇を予算化しようとしている。政治や外交の努力を抜きにして、ただ壁だけを建てていく。壁の隙間から向こうへ鉄砲を狙うのは本当の安全だとは思わない」と、中国の軍事力には言及せずに持論を展開した。

ネットでは「おっしゃるとおりだと思います」「超正論」と称賛する意見がある一方で、「戦いをしたくないから…の周辺国対策でしょ」「外交で戦争を止めるのは夢物語」「尖閣海域への侵入を電話で止めてみなさい」と反論も多く見られた。

引用元 河野洋平氏、防衛政策転換「安倍政治が問題」外交努力足りないと「報道特集」で指摘

反撃能力の保有に反対する勢力からは「正論」と褒められただろうが、保守層からは総スカンのようだ。

私個人の意見としては、よくもそんなことが言えたものだというのが本音だ。中国をここまで増長させたのはどの世代か。親中派と言われる河野氏は2度の外相を務めていて、責任は少なくないと考えている。それまでの尻拭いを現政権は行っているのだ。

河野氏が外相の時は日本の方がGDPは上回っていて、軍事費はほぼ同じだったから、対等の外交も通用しただろうが、現状で当時と同じ外交をしようとすれば、中国に従属することを意味する。河野氏は明らかに当時の感覚で語っている。日本が上回っていた時代なら中国に対して友好的な態度を見せたり、遺憾を表明したら中国はそれなりに日本に配慮しただろうが、中国が上回ったとたんに日本からの遺憾表明などほぼ無視だ。これが中国だ。

内政干渉をするなと言うくせに、都合の悪いことには平気で内相干渉して日本を操ろうとしている。こんな国の政府とまともな外交ができるだろうか。

まぁ、こんな時代遅れの主張をありがたがるTBSの「報道特集」もいかがなものかと思うが。







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