【正論】今井氏離党について、泉代表などが猛批判する一方で、蓮舫氏「ガバナンスできなかった我が党は猛省を」
立憲民主党を離党し、自民党の推薦を受け、4月の岐阜県議選立候補する見込みとなっている今井瑠々氏について蓮舫氏が口を開いた。
おそらく、立憲民主党に所属しているのも関わらず、接触を図った自民党や今井氏本人を非難するかと思いきや、予想に反し「我が党は猛省を」とツイートしていた。
立憲民主党の蓮舫参院議員が10日付でツイッターに投稿。「党から活動資金を受け、志に賛同する支援者と活動し、今の政治を変えると言っている傍で相対する政党と話し合い突然の公認、県議選出馬」と記した。
21年の衆院選に岐阜5区から最年少25歳で立民公認で出馬(落選)した今井瑠々氏が離党届を出し、4月の岐阜県議選に自民党推薦で立候補する見込みとなっている。
蓮舫氏は「ガバナンスできなかった我が党は猛省を」とした。
そのうえで「数のためなら誰でも受け入れる政党では政治は変わらない、と私は再認識している。引き続き頑張る仲間への支援を」とつづった。
党から活動資金を受け、志に賛同する支援者と活動し、今の政治を変えると言っている傍で相対する政党と話し合い突然の公認、県議選出馬。
ガバナンスできなかった我が党は猛省を。
数のためなら誰でも受け入れる政党では政治は変わらない、と私は再認識している。引き続き頑張る仲間への支援を。
— 蓮舫💙💛RENHO🇯🇵 (@renho_sha) January 10, 2023
こればかりは蓮舫氏の考えが正論だ。泉健太代表が「党に対する反党行為」「政治の道からも外れた行為」「当然処分は何らか行われるものだ」などと批判した。小西洋之議員も「今井氏は立憲公認の総支部長だったが自民に入党とのこと。政治家になるべきでなかったと言わざるを得ない」などと批判。そして、立憲民主党岐阜県連は除籍と活動費の返還を党本部に上申する方針を決めたようだが、蓮舫氏が語るように、批判よりもまずは管理できなかったことと、立憲民主党に残るだけの魅力を示せなかったことを猛省すべきだ。
さらに、「数のためなら誰でも受け入れる政党では政治は変わらない、と私は再認識している」としているが、まったくその通り。かつては誰でも受け入れるというイメージがあり、「こんな人を公認するの?」と言われた時期もあったが、やっとわかったようだ。ついでに言うと、共闘についても同じようなことが言えるのではないだろうか。
いつもこのように反省し、成長を重ねれば党の支持率も上がると思うのだが。