
立民・中川氏「憲法改正ありきで考えるべきではない。改憲ありきの態度は分断を生みかねない」⇒ネット「大事なことは大いに議論しあったらいい。分断大いに結構」「都合によって『分断』の解釈を変えないでほしい」
23日の通常国会でも憲法審査会が開かれ、改憲議論が継続される。自民党の新藤義孝元総務相は「自民党が提示する『改憲4項目条文イメージたたき台素案』について具体的な議論を深めたい」と意気込みを語り、「首相は自民総裁に就任後、それまでの『憲法改正推進本部』を『憲法改正実現本部』に改め、国民に憲法改正の必要性を理解してもらおうとしている。意気込みは極めて強く、現実的な問題意識を持っている」と岸田総理の憲法改正への思いを伝えていた。(参考)
一方、野党筆頭幹事を務める立憲民主党の中川正春元文部科学相は「予算案を審議中は予算以外の委員会は開かないという慣例がある中、なぜ憲法だけ開くのかという声もある」と疑問を呈したうえで「憲法改正ありきで考えるべきではない。自民など一部政党による改憲ありきの態度は分断を生みかねない」と語っていた。
衆院憲法審査会で野党筆頭幹事を務める中川正春元文部科学相(立憲民主党憲法調査会長)に、23日召集の通常国会で焦点となる憲法改正議論の行方を聞いた。
自民新藤氏、憲法改正「首相の意気込み極めて強い」
--衆院憲法審にどのような姿勢で臨むか
「憲法改正をするならば、その可否を決める国民投票は公正公平性が求められる。インターネットやテレビで賛否を訴えるCMをどう規制すべきか、まずはこの点を整理しなくてはならない」
--引き続き憲法審の議論には応じるか
「淡々と他の委員会と同様に開催すればいい。予算案を審議中は予算以外の委員会は開かないという慣例がある中、なぜ憲法だけ開くのかという声もある」
--昨年の国会における憲法論議をどう見るか
「立民は『論憲』を掲げている。立法事実が何であるのかを確かめ、法律で対応できるのか、それとも憲法改正すべきなのかという議論を経ることが重要だ。憲法改正ありきで考えるべきではない。自民など一部政党による改憲ありきの態度は分断を生みかねない」
全文はソースで
これに対して福井県立大学教授の島田洋一氏は次のようなツイートをしていた。
衆院憲法審査会の野党筆頭理事・中川正春氏。今日の産経記事。
立民が怖いのは、真剣に憲法に向き合うことで生まれる自党の「分断」だろう。早く解党すべきだ。引用元 https://twitter.com/ProfShimada/status/1617290048252305408
他にもネット上では「必要な分断もあるんだよ」「都合によって『分断』の解釈を変えないでほしい」「とっくに分断してる」「別に改憲ありきでなかろうと、意見の対立が生じるのが民主政治ですよ。それをあえて「分断」とか悪いイメージ付けの言葉を用いる。なお、意見の対立(分断)を否定することそのものは、民主制の否定ですがね」「なぜ分断を恐れるのか。大事なことは大いに議論しあったらいい。分断大いに結構」といった意見が投稿されていた。
中川氏は「憲法改正ありきで考えるべきではない」というが、70年前の他国に押し付けられた憲法が今の時代にそぐわないのは明確だ。今の時代に適応する憲法を作っていこうという目的なので、改憲ありきなのは当然のことだ。憲法改正を念頭に置かない憲法審査会に何の意味があるのだろうか。