岸田総理が施政方針演説で賃上げに公的セクターの賃上げに言及！民間の賃上げにも対策を！！
岸田総理が施政方針演説を行った。その施政方針演説では岸田総理が総理就任以降進めている賃上げについての言及もあった。
公的セクターや政府調達に参加する企業の賃金を引き上げると岸田総理は力強く宣言した。その一方で民間に目を向けてみると、今春闘の真っただ中だ。
民間企業も物価高をカバーしようと賃上げに前向きな姿勢が報じられている。岸田総理には是非、民間企業の賃上げを後押しするような政策を実行してもらいたい。
岸田総理、公的セクター等の賃上げを宣言！
２３日に通常国会が召集され、岸田総理による施政方針演説が行われた。施政方針演説とは、総理が一年間の政府の基本方針や政策についての姿勢を示すために行われる演説だ。
その施政方針演説では岸田総理の揺るがない姿勢が垣間見ることができる政策があった。それが賃上げだ。
岸田総理は公的セクター等の賃上げを宣言したのだ。
そして、企業が収益を上げて、労働者にその果実をしっかり分配し、消費が伸び、更なる経済成長が生まれる。この好循環の鍵を握るのが、「賃上げ」です。
これまで着実に積み上げてきた経済成長の土台の上に、持続的に賃金が上がる「構造」を作り上げるため、労働市場改革を進めます。
まずは、足下で、物価上昇を超える賃上げが必要です。政府は、経済成長のための投資と改革に、全力を挙げます。公的セクターや、政府調達に参加する企業で働く方の賃金を引き上げます。
また、中小企業における賃上げ実現に向け、生産性向上、下請け取引の適正化、価格転嫁の促進、さらにはフリーランスの取引適正化といった対策も、一層強化します。
（出典 首相官邸）
岸田総理の言う通りだ。経済の好循環のカギとなるのが賃上げなのだ。岸田総理は公的セクター等の賃上げについて宣言したわけだが、民間に目を向けると今は春闘の最中だ。
経営側と労組側の関係者が賃上げについて議論する「経団連労使フォーラム」も開催されている。賃上げに向けた流れが醸成されている中、経団連の十倉会長は改めて賃上げの必要性に言及している。
経営側と労働組合側の関係者が、賃上げについて議論する「経団連労使フォーラム」が２４日、東京都内で開かれた。国民が物価上昇に苦しむ中で迎える、近年にない春闘の論戦が本格化した。物価の伸びを上回る賃上げを達成できるかが焦点になる。
今年の春闘は、経営側も賃上げに前向きな姿勢を示している。経団連の十倉雅和会長は冒頭、「３０年近くに及ぶデフレ経済のもと、物価動向への考慮がこれほど求められた記憶はない」と述べた。賃金と物価が上昇する好循環の実現は欠かせないとする考えだ。
十倉会長も語っている賃上げの必要性。岸田総理は経団連をはじめとする経済団体に賃上げを再三要請してきた。
企業側も賃上げ要請に応えようとしている今、岸田総理が賃上げの流れをどのように加速させていくつもりなのか。
この流れを加速するためにもあらゆる政策手段を投入し、我国と世界の今の想像を絶する大きな賃金格差を埋めていってもらいたい。