茂木幹事長の所得制限撤廃発言を巡り、立憲民主党と国民民主党代表の異なる反応




25日の衆院代表質問で、自民党の茂木敏充幹事長が、児童手当について「全ての子どもの育ちを支える観点から所得制限を撤廃するべきだ」と述べたことに対して、立憲民主党の泉健太代表が批判を始めた。

泉代表は「所得制限を導入したのが茂木幹事長だと言ってもいいぐらいで10年間、我々の所得制限を撤廃せよ、という要求に反対をし続けてきた。統一地方選挙を前にして急に所得制限撤廃ということを言い始めた」と述べた。

立憲民主党の泉代表は児童手当の所得制限の撤廃を主張した自民党の茂木幹事長について「統一地方選挙を前に急に言い始めた」と批判しました。

立憲民主党・泉代表:「所得制限を導入したのが茂木幹事長だと言ってもいいぐらいで10年間、我々の所得制限を撤廃せよ、という要求に反対をし続けてきた。統一地方選挙を前にして急に所得制限撤廃ということを言い始めた」

野党時代の自民党は民主党政権の目玉政策で所得制限のない「子ども手当」を「バラマキだ」と批判し、茂木氏も2011年には国会で「かなりなレベルの所得制限が必要だ」と主張していました。

泉代表は茂木氏の発言を「ズッコケた話」と皮肉ったうえで、「与党の幹事長が所得制限の撤廃を『提案しました』だけでは済まされない」と指摘し、2023年度からの実現を岸田政権に求めていく考えを強調しました。

引用元 立憲・泉氏が茂木氏を批判“所得制限撤廃”めぐり

一方で、異なる反応を見せたのが国民民主党の玉木雄一郎代表だ。

国民民主党は「ついに我々が訴えてきたことを、自民党幹事長が言及してくれた」と前向きに受け止めている。これ幸いとばかりに所得制限撤廃について主導していこうという気構えさえ感じる。

玉木代表はさらに踏み込んで実現させていく姿勢を見せたのに対して、泉代表は非常にひねくれた反応だ。批判というよりも、拗ねているようにも見える。言いたいことは理解出来ない訳ではないが、そんな愚痴をマスコミの前でこぼしたところで政策が実現できるわけがない。長年訴えても自民党が反対し実現できなかったが、「異次元の少子化対策」のもと、方針を転換するというのなら、これ幸いとばかりに野党が主導する勢いでどんどん提案をしていけばいいと思う。

両党代表の反応の違いを見れば、立憲民主党が「批判ばかり」と言われる理由がよくわかると思う。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!