ロシア前大統領「クリミア攻撃なら核兵器を含むあらゆる手段で報復」
核兵器は抑止力というが、ロシアの場合は「脅しの材料」だ。
ロシアのメドベージェフ前大統領（安全保障会議副議長）が、クリミア半島がウクライナから長距離兵器で攻撃された場合は核兵器を含むあらゆる手段で報復すると警告したそうだ。
ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は４日、２０１４年にロシアが併合したクリミア半島がウクライナから長距離兵器で攻撃された場合は核兵器を含むあらゆる手段で報復すると警告した。タス通信などが伝えた。
メドベージェフ氏はロシア人記者の質問に文書で回答。クリミアなど「ロシアの深奥部」が攻撃されれば「軍事ドクトリンに書かれている核戦力を含め、あらゆる兵器を使う。報復は速く、厳しいものになる」とし、核使用を辞さない考えを明確にした。
ウクライナによるクリミア奪還の試みはロシアを交渉に向かわせるどころか「残りのウクライナの地は復讐で燃えあがるだろう」と主張。「そんなことを考えるのはホワイトハウスや米議会に大勢いる不道徳な連中だけだ」と述べ、ウクライナへの追加支援としてクリミア攻撃が可能とされる長射程ロケット弾「ＧＬＳＤＢ」供与を発表した米側を非難した。
恐ろしい国だ。そもそも、勝手に戦争を仕掛けておいて、旗色が悪くなると核兵器の使用を示唆する。日本はこんなロシアの隣国に位置し、ロシアと似た国の中国にも対峙しなくてはいけないし、訳も分からずミサイルを打ちまくる北朝鮮もいる。この３国は核兵器を所有している。
厄介なことこの上ないロシアだが、相手に脅威を与える兵器を所持しているだけで効果があることがこれでわかると思う。
日本は反撃能力の保有を急ぐとともに、こういった核の脅威から国民の安全を守るため、タブーなき議論を行い、対応を急ぐべきだ。