【衆院千葉5区補選】泉代表、一本化拒否の維新に「維新は自民と対峙するつもりあるのか」⇒ネット「対峙するつもりがあるから候補者を立ててるんだと思います」「立憲に「維新に一本化してもいい」という覚悟があるのか」
衆院千葉5区補欠選挙を巡り、立憲民主党側から候補者一本化を打診したところ、日本維新の会の馬場伸幸代表は「他党との選挙協力は絶対にしない」と協力要請を断った。すると、立憲民主党の泉健太代表は「自民党と対峙するつもりがあるかどうか、それが問われる。野党がばらばらで国政選挙を戦うことは、自民党政権を利するだけになるのではないか。その姿勢をまず問いたい」と訴えた。
■立憲民主党・泉健太代表(発言録)
(衆院千葉5区補欠選挙をめぐり、野党の候補者一本化に日本維新の会が否定的な考えを示していることについて)結局のところ維新が、自民党と対峙(たいじ)するつもりがあるかどうか、それが問われる。野党がばらばらで国政選挙を戦うことは、自民党政権を利するだけになるのではないか。その姿勢をまず問いたい。
維新は以前、(大阪市長選で党内の候補者を選ぶ)予備選をやっている。そういうことについてはどう考えるか、聞いている。まずはそれぞれの党の考え方を聞くなかで、具体的にどうしていくか、という話になっていくだろう。(佐賀市での記者会見で)
立憲民主党は自党の候補者を下げ、日本維新の会の候補者で一本化する覚悟があるのだろうか。そもそも、自民党に対峙して議席を獲得するつもりだから候補者を立てるのだ。
ネット上では「国民を見て政治しろよ」「立憲支持に一本化してくれという下心が見え見え。立憲に「維新に一本化してもいい」という覚悟があるのか」「そんなに一本化したいなら、立憲が候補者を下げたらいいんじゃね?」「対峙するつもりがあるから候補者を立ててるんだと思います」「やるなら憲法、安全保障、原発、規制改革を争点にガチンコ予備選を」といった意見が投稿されていた。
以前から日本維新の会は選挙協力はしないと明言していて、馬場代表は改めて協力要請を断っている。
また泉代表は予備選について触れているが、単純に考えて、現時点では立憲民主党の方が議席が多いのだから立憲民主党の候補が有利となるに決まっている。松井一郎前代表は「野党の予備選に勝てば、与党と1対1の勝負ができる」と、野党間での選挙区候補者の一本化に前向きな考えを示したが、馬場代表は「制度設計をきちんとやらないと、野合、談合になる。時の流れや各党の置かれた状況などを見極めて判断する」と述べるにとどめた。(参考)
外交・安全保障、憲法、原発など、重要政策で開きがある党同士の選挙協力など支持者が納得しないだろう。ネット上の意見を見ていると、立憲民主党の支持者は日本維新の会を嫌っていて、日本維新の会の支持者は立憲民主党を嫌っているように感じる。こういった応援する側の支持者の理解についてはどう考えているのだろうか。