大西氏「『民主党政権はダメだった』はプロパガンダ」⇒岸田総理「民主党は平成21年のマニフェストで『月2.6万円の子供手当』『暫定税率廃止』『高速道路無料化』16.8兆円に及ぶ政策を掲げたが、財源が難しかった。こういったあたりを丁寧に説明することが大事」
立憲民主党の大西健介衆議院議員が衆院予算委員会で「『民主党政権はダメだった』はプロパガンダ。良い事もあったのに評価が歪んだ」「相手を徹底的にディスす手法について岸田総理はどう思われるか、またご自身はこういった手法を取るか」と質問したが、岸田総理は「民主党は平成21年のマニフェストで月額2万6千円の(所得制限がない)子ども手当を掲げたが、残念ながら財源が難しく、23年の(自民、公明両党との)3党合意で所得制限を設けた。こういったあたりを丁寧に説明することが大事だ」と切り返した。また、岸田総理は「失われた10年」についても「ミスリードだ」と反論した。
8日の衆院予算委員会では、旧民主党政権の再評価に向けた動きを強め、自民政権を「失われた10年」と批判する立憲民主党に岸田文雄首相が「ミスリードだ」と〝反撃〟する場面があった。立民は旧民主政権につきまとう「悪夢」のイメージを払拭しようと懸命だが、政権公約(マニフェスト)が頓挫した結果を掘り起こす展開につながっている。
「民主党は平成21年のマニフェストで月額2万6千円の(所得制限がない)子ども手当を掲げたが、残念ながら財源が難しく、23年の(自民、公明両党との)3党合意で所得制限を設けた」
首相は予算委の質疑で、自民政権の少子化対策を追及する立民の大西健介氏をこう牽制(けんせい)した。
立民幹部は今国会で自民の茂木敏充幹事長が児童手当の所得制限撤廃を訴えたことを契機に、「われわれの方が正しかった」(安住淳国対委員長)と旧民主政権を正当化する言動を繰り返しており、自民政権を「失われた10年」と批判している。
大西氏は、旧民主の野党転落後について「この10年で進んでいないことがたくさんある」と迫ったが、首相は「幼児教育の無償化なども前進し、2万6千人いた待機児童も3千人に減少した。『失われた10年』と片付けるのはミスリードだ」と切り返した。
【悪夢の…】
大西健介「『民主党政権はダメだった』はプロパガンダ。良い事もあったのに評価が歪んだ」
岸田総理「民主党は平成21年のマニフェストで『月2.6万円の子供手当』『暫定税率廃止』『高速道路無料化』16.8兆円に及ぶ政策を掲げたが、財源が”難しかった”」
野党「ギャー」
恥の上塗り🤣 pic.twitter.com/y5nZD6CgTn
— ピーチ太郎3rd (@PeachTjapan3) February 8, 2023
「民主党政権はダメだった」という発言がディスる手法というのなら、「失われた10年」という言葉も相手をディスる手法ではないのか?
大西氏は「散々私が発信したにも関わらず、『民主党政権はダメだった』が定着した」と述べているが、「民主党政権はダメだった」「悪夢の民主党政権」という言葉は、安倍元総理が発信したプロパガンダではなく、実際に国民がそう感じたから政権交代が起こったのだ。
岸田総理は政策面について丁寧にやさしい言葉で切り返していたが、内容を要約すると「あなたたちはダメだったところを総括しないといけない」と厳しいことを述べている。