【トルコ地震】自衛隊、医療チーム派遣と緊急援助物資の輸送へ
自衛隊が大地震に見舞われたトルコに向け医療チーム派遣と救援物資の輸送を行うことを決定した。シリアに対しても緊急援助物資の供与を決めた。
本日(2月10日)、我が国政府は、2月6日に発生したトルコ南東部を震源とする地震による被害に対し、トルコへの医療チームの派遣を決定するとともに、必要な資機材を迅速かつ確実に届けるため、自衛隊機による輸送を行うこととしました。
本輸送については、詳細について必要な調整を完了次第、迅速に実施する予定であるところ、本日、防衛大臣から、防衛省・自衛隊として、トルコ共和国における地震被害に対する国際緊急援助活動等の実施に向けた所要の準備を行うよう指示するとともに、本日中にも現地に情報収集・連絡調整を行うための要員2名を派遣することとしましたので、お知らせいたします。政府は #トルコ共和国 の地震被害に対し、トルコへの医療チームの派遣を決定するとともに、必要な資機材の自衛隊機による輸送を行うこととしました。また、本日、防衛大臣から国際緊急援助活動等に向けた所要の準備を指示するとともに、現地に情報収集・連絡調整の要員を派遣することとしました。
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) February 10, 2023
引用元 防衛省・自衛隊「トルコ南東部を震源とする地震に対する支援」
外務、防衛両省は10日、国際緊急援助活動の一環として、大地震被害を受けたトルコへ自衛隊機による輸送を実施すると発表した。現地で活動を予定する国際緊急援助隊・医療チームが使う資機材を届ける。浜田靖一防衛相が必要な準備を指示。出発は数日後の見通しだ。政府は、被災者への医療活動を実施する医療チーム数十人の派遣も決定した。医師や看護師、薬剤師などで構成する。
防衛省は、トルコで情報収集や連絡調整を行う要員2人を先行派遣する。輸送計画や使用機種の選定を進める。自衛隊がこれまで実施した国際緊急援助活動は計24件。昨年1月には、大規模噴火と津波の被害を受けたトンガに輸送機などを派遣した。
医療チームの先発隊5人程度は10日、第2陣は12日に出発する予定だ。
外務省は、トルコとシリアに対し、テントや毛布などの緊急援助物資を国際協力機構(JICA)を通じて供与することも決めた。
林芳正外相は記者会見で「被災地の方々に最大限の支援を行う」と強調した。
政府はトルコ政府の要請に基づき、JICA=国際協力機構を通じて緊急援助物資として▼テント、▼毛布、▼スリーピングパッドを供与することも決めています。
また、内戦が続き、国際社会の支援が難航している隣国シリアに対してもJICAを通じた緊急援助物資の供与を決めています。
防衛省・自衛隊のツイートには「一人でも多くの命が助かりますように・・・隊員の皆様もお気をつけ下さい」「自衛隊の皆さんのご活躍を期待しております。お気をつけて」「日本の有事現場での医療の力を発揮して世界貢献願います」「真冬の被災地は想像を絶します。道中お気をつけて。多くの命を救う事ができますように」といったエールが投稿されていた。