中国海軍の測量艦1隻がまたしても領海侵犯。昨年12月以来の10度目。それなのに、またしても外交ルートを通じて中国に対し「強い懸念」の外務省…一方、自衛隊「領土・領海・領空を断固守り抜きます」
中国海軍の測量艦1隻がまたしても鹿児島県の屋久島周辺の日本の領海内に侵入したと防衛省が発表した。
中国海軍による領海への入域の公表は昨年12月以来の10度目。
外務省は外交ルートを通じて中国に対し強い懸念を伝えたという。大使を呼び出し厳重な抗議をまたしてもしなかった。
防衛省によりますと12日未明、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県の屋久島周辺の日本の領海内を航行しました。外交ルートを通じて中国に対し強い懸念を伝えたということです。
防衛省によりますと、12日午前0時50分ごろ、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県の屋久島の南の接続水域を、北に向かって航行しているのを海上自衛隊が確認しました。
その後、測量艦は午前2時半ごろに屋久島の南西の日本の領海に侵入し、およそ1時間40分後の午前4時10分ごろに領海を出て、西に向かったということです。
中国海軍の測量艦が屋久島周辺の領海内を航行したのはことし初めてで、外交ルートを通じて中国に対し強い懸念を伝えたということです。
防衛省によりますと、中国海軍の測量艦は去年は5回周辺の領海内を航行していて、航行の目的を分析するとともに警戒・監視を続けています。
2月12日、中国海軍シュパン級測量艦1隻が屋久島南の我が国領海に入域したのを確認しました。中国海軍による領海への入域の公表は昨年12月以来の10度目であり、懸念すべきものです。#防衛省・自衛隊 は、領土・領海・領空を断固守り抜きます。 pic.twitter.com/WDwchOwk9l
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) February 11, 2023
「領海侵入」もしくは「領海侵犯」とせず「領海内を航行」と報じるNHK。情けなくてため息が出る。情けないのは外務省と同じだが…「領土・領海・領空を断固守り抜きます」という自衛隊を見習ったらどうだろうか。
自民党の佐藤正久外交部会会長も外務省の対応について「弱い!」と不満のツイート。
【また、中国の測量艦1隻が、トカラ列島を日本の領海ではなく、国際海峡に基づく通過通行権を一方的に主張し航行】
外交ルートで中国に懸念を伝達。領海侵入に抗議せず、弱い!本日2時30分頃に屋久島領海に入域し、4時10分頃に口之島領海から出域したことを確認。同艦の領海内航行は昨年12月以来。
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) February 11, 2023
関連ツイート
【論点がズレている記事→中国測量艦、鹿児島周辺の領海侵入 防衛省警戒「かなりの頻度」 】
これまでも中国は、この領海侵入を無害通航権ではなく、国際海峡に伴う通過通航権に基づく航行といっている。取材不足。
外務省が懸念表明だけで、抗議しないのはその影響も。 https://t.co/WkDBFks2dO— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) February 12, 2023
中国測量船が日本領海の鹿児島県屋久島付近に侵入。これで7回目だそうで、完全になめられている。https://t.co/4drbW4dvl2
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) February 12, 2023
「外交が~」「話し合いが~」の人々、話し合って止めてくれよ
中国測量艦がまた領海侵入 鹿児島沖「強い懸念伝達」 https://t.co/3jebkPcnIX @Sankei_newsより
— 一色正春 (@nipponichi8) February 12, 2023
防衛省が中国海軍の測量艦が鹿児島県屋久島の南側の日本領海に侵入したと発表。付近では中国測量艦による領海侵入が相次いでいる。政府は中国に強い懸念を伝達。測量艦は潜水艦航行のため海底地形を調べるのが一般的な役割。本当に“外交が〜”“話し合いが〜”の方々は得意の話し合いで中国を止めて下さい https://t.co/6wbuaXVjJQ
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) February 12, 2023
⬜️中国測量艦がまた領海侵入 鹿児島沖「強い懸念伝達」 https://t.co/x8JA2h8ib2
けねんけねんいかんけねんいかん…
— フィフィ (@FIFI_Egypt) February 12, 2023
皆さん同じことを感じているようだ。