韓国政府「(日本に徴用工問題で)政治的な決断を求めた」と大喧伝中→解決済みの問題では??妥協するな!!
我国と韓国との間には多くの問題が山積している。その問題の1つは徴用工問題だ。日韓請求権協定で解決済みの話を延々と協議している。
ドイツを訪問している林外相が韓国の朴外相と会談をした。もちろん議題には徴用工問題が上がった。
「健全な関係」に戻すということについて完全に同意するが、朴外相は我国に対して「政治的な決断を求めた」と記者団に語ったのだ。
なぜ我国が解決済みの問題で「政治的な決断」をしなければならないのか。林外相、そして外務省は解決済みとの姿勢を貫くべきだ。
ドイツで会談した日韓外相!!
韓国側が一方的に蒸し返した解決済みの問題。それが徴用工問題だ。韓国の大統領が文大統領から尹大統領に替わって以降、韓国側は解決に向けた姿勢を示している。
その解決しようとする姿勢は評価できるが、我国にとって解決済みの問題であることに変わりはない。
そして今回、林外相と韓国の朴外相がドイツで会談を行った。
林芳正外相は18日午後(日本時間19日未明)、韓国の朴振外相とドイツ南部ミュンヘンで約35分間、会談した。
(中略)
元徴用工訴訟に関し、韓国政府は先月、傘下の財団が被告である日本企業の賠償を肩代わりする案を公表し、原告との協議を進めている。会談では、朴氏が韓国内の検討状況を説明した。
(出典 外務省公式TWITTER)
韓国側が林外相に検討状況を説明したと報じられているが、韓国側が粛々と国内問題として処理するのであれば何一つ問題はない。
だが、朴外相は会談後に記者団に次のように語っているのだ。
朴氏は会談後、記者団に「日本側に誠意ある呼応のための政治的な決断を求めた」と語った。
(出典 外務省)
この記者団に語った「政治的な決断」とは一体何を指すのか。これが「おわび」の継承であるならば何度詫びをさせれば気が済むのか。
岸田総理も韓国の外交手法については十分に理解しているはずだ。当時外相だった岸田総理は韓国との間で元慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認した日韓合意の交渉にあたった。
だが、最終的かつ不可逆的とされた合意も、いとも簡単に破棄したのが韓国政府だ。日韓合意を破棄された以上、今回の徴用工問題でも容易に相手方の要求に応えるべきではない。
さらにだ、朴外相は韓国国内の意見について「意見が一つにまとまることはない」とも語っているのだ。(参考) 日韓合意も当事者が反発したことを契機に破棄する流れが作られた。今回の徴用工問題が同じ流れにならないという確固たる保証はあるのか。
安易に韓国側の要求を飲む、そのことだけは岸田総理、林外相には避けてもらいたい。