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【軋轢】玉城知事の自衛隊批判に、八重山首長たち「県が懸念を示すのは理解できない」「困ったことだ」「県が離島の現状をどう考えているのか、疑問符がつくことばかりだ」




まるで米軍と自衛隊をめのかたきにしているかのような玉城デニー知事と八重山地域の首長たちとで軋轢が生じていると夕刊フジが伝えた。

玉城知事についてはあえて言うまでもないが、米軍が緊急避難訓練を実施したいと言っても空港を使わせなかったり、自衛隊のミサイル配備を阻もうと必死になっている。

一方では、石垣市の中山義隆市長、与那国町の糸数健一町長、竹富町の前泊正人町長ら、八重山地域の首長たちは「県が離島の現状をどう考えているのか、疑問符がつくことばかりだ」と、玉城県政の方針に疑問を持っている。

防衛力強化をめぐり、沖縄県内で〝軋轢(あつれき)〟が生じている。地元紙・八重山日報によると、「台湾有事」などを想定した政府の安全保障政策を批判する玉城デニー知事に対し、中国の脅威を身近に感じる八重山地域(石垣市と竹富町、与那国町)の首長らが不満を募らせているという。

「自衛隊の急激な基地機能強化により、沖縄が攻撃目標になるリスクをさらに高める事態を生じさせてはならない」

玉城知事は14日の新年度所信表明演説でこう語った。

これに対し、八重山日報は22日、「知事の自衛隊批判『理解できず』 不満募らせる八重山首長」というタイトルの1面記事を掲載した。

まず、石垣市の中山義隆市長は「南西諸島の防衛体制は、奄美大島から与那国島まで自衛隊配備がつながっている中で完成する」「地域が受け入れ、配備が進んでいる状況で、県が懸念を示すのは理解できない」と同紙に語っている。

石垣市の行政区域である尖閣諸島周辺海域には、重武装した中国海警局船が連日のように侵入し、漁船を追い回している。抑止力を高めるため、石垣島では陸自駐屯地の建設が進み来月、部隊運用が開始される。

日本最西端の与那国島は、台湾から111キロに位置する。防衛省は、南西地域の防衛力を強化するため、地対空誘導弾(ミサイル)部隊の配備を計画している。

八重山日報によると、与那国町の糸数健一町長はミサイル部隊配備に協力する方針だが、玉城知事は抵抗する姿勢。糸数町長は県と国の対立に「困ったことだ」「知事本人と話が噛み合わない」と困惑している。

中国は昨年8月、ナンシー・ペロシ米下院議長の訪台に反発して大規模軍事演習を行い、竹富町・波照間島に近い日本の排他的経済水域(EEZ)内に弾道ミサイル5発を撃ち込んできた。

竹富町の前泊正人町長は「県が離島の現状をどう考えているのか、疑問符がつくことばかりだ」「八重山はしっかり守っていくという考えで、3市町がタッグを組んで取り組む」と語っている。

玉城知事と八重山地域の温度差をどう見るか。

八重山日報編集主幹の仲新城誠氏は「『台湾有事』は『日本有事』に直結し、八重山地域が矢面に立つ。離島住民は中国の脅威を肌で感じており、『自衛隊配備は抑止力強化』と理解している。一方、玉城知事の発言は現実離れしており、知事と離島住民の溝が深まるばかりだ。知事には、有事を想定の避難準備やシェルター整備など、住民の安全確保への取り組みを急いでほしい」と語った。

引用元 沖縄・玉城知事と八重山地域の首長らに〝軋轢〟有事想定の防衛力強化めぐり噛み合わない危機感 「離島住民との溝は深まるばかり」八重山日報・仲新城氏

「知事と離島住民の溝が深まるばかりだ」とあるが、そもそも八重山首長のみならず、多くの日本人は中国の脅威に嫌悪感を抱いているが、玉城知事らオール沖縄が嫌悪感を抱いている対象は沖縄にある基地だ。

玉城知事が米軍基地を罵るように厳しい言葉で中国を非難したことがあっただろうか。私には記憶がない。米軍基地から沖縄を守ると叫んでいたのと同じく、尖閣を中国から守ろうと何か行動をしただろうか。これも私には記憶がない。もしあったらごめんなさい。

だが、一方で、八重山の首長らは島民らの生活と安全を守ろうと必死だ。見ている相手が違うのだからかみ合うはずもない。前にも言ったかもしれないが、中山石垣市長の後任を任せられる人が居たら、中山市長に沖縄県知事選に出馬していただきたい。最近では常に思っている。







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