【華麗なるブーメラン】宮城県議会で共産党議員が知事に「長く続けると誰の意見も聞かなくなる」⇒村井知事「その言葉を、共産党の志位委員長に是非お伝えしたい」
宮城県議会の2月定例会で、村井嘉浩知事が共産党議員の質問に対して見事な切り返しを見せた。
共産党議員が一般質問で「よく権力は腐敗する、陳腐化するっていうでしょう。結局ね、話だんだん聞かなくなってくる訳。長くやり続けると。誰の意見も聞かないと。やっぱり為政者とは弱者に寄り添って政治をやるということがなくなったらこれ辞めた方いいんですよ」と発言すると、村井知事は「その言葉を、共産党の志位委員長に是非お伝えしたいなと思います」と答えた。
村井知事は 2005年11月から知事を務めている。
宮城県議会2月定例会の一般質問で、共産党議員から「長くやり続けると、誰の意見も聞かなくなる。辞めたほうがいい」との発言を受けた村井知事は「その言葉を共産党の志位委員長に是非お伝えしたい」と応じる一幕がありました。
2日の県議会では、共産党県議団の三浦一敏議員が一般質問に登壇。仙台医療圏の4つの病院を2つの拠点に再編する県の構想などについて、村井知事の姿勢などを質しました。
三浦議員は、名取市の県立精神医療センターを富谷市に移転し、東北労災病院と併設するという構想について、精神医療センターの患者や家族から強い反対の声が上がっていると指摘し、こう述べました。
共産党県議団 三浦一敏議員:
「これはよっぽどの不満、怒りなんだよ。これだけ(反対意見が)出ているのは。だいたい12年も伸び伸びになっている広域防災拠点とか、4病院再編・移転も完全に行き詰っているでしょう。よく権力は腐敗する、陳腐化するっていうでしょう。結局ね、話だんだん聞かなくなってくる訳。長くやり続けると。誰の意見も聞かないと。やっぱり為政者とは弱者に寄り添って政治をやるということがなくなったらこれ辞めた方いいんですよ」これに対する村井知事の答弁は…。
村井知事「その言葉を、共産党の志位委員長に是非お伝えしたいなと思います」
この一連のやり取りを受け、本会議場には笑い声と抗議の声が同時に上がりました。
別の共産党県議団所属の議員が議事進行を申し立て、今後、発言の扱いについて協議が行われる見通しです。
「本会議場には笑い声と抗議の声が同時に上がりました」とあるが、あなたならどちらだろう。私は笑うというよりは「ウマい」と頷く。
共産党にしても立憲民主党にしても、どうしていつもこんなに見事なブーメランを放つのだろうか。それとも、本気で「よそはダメでもウチはいい」と思っているのだろうか?
ネット上では「共産は、今回のことがあって、ますます、”自分に甘く、他人に厳しい”党であることがわかりましたね」「村井知事、最高ッス!」「三浦一敏さん「辞めた方がいいの」とは村井知事を選んだ選挙民に対しての侮辱ということ分からないのか?」「共産党という、自称リベラル民衆政党が、如何に国民感覚から解離しているかが良く分かるほのぼのとしたエピソードと思います」「なかなかうまい言い返しですね」「村井知事は民主主義による選挙で選ばれた方です。さて志位委員長はどうして選ばれたのでしょうか」「質問に対する対応としては宜しくないとは思いますが、共産党に対してのカウンターとしては最高ですね」といったコメントが投稿されていた。