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【SDGs】福岡の企業とレストランが「未利用魚」活用でフードロスをなくす取り組み「未利用魚を全国に広めていきたい」




SDGsの取り組みの一環として、コオロギ食が注目されているが、消費者からは「勘弁してくれ」という声、昆虫食の開発に取り組んだ大手パンメーカーに対して「もうここの製品は買わない」といった声まで上がっている。

そんな中、福岡の企業とレストランがSDGsの取り組みとして、「未利用魚」(形やサイズなどがふぞろいなため市場にほとんど出回らない魚や、知名度のない魚、さばく知識が知れ渡っていない魚など)を全国に広めようと行動を起こした。

未利用魚の活用については、以前から地方の漁協や一部の鮮魚店などで取り組んではいるが、まだまだ知れ渡っていない。

SDGsの取り組みについてです。食べられるのに捨てられるフードロスをなくす、新たな取り組みが始まりました。加工が難しい、サイズが不ぞろいなどの理由で売り物になりにくい魚『未利用魚』を加工する会社と福岡の有名レストランがタッグを組みました。

中略

その白身魚というのが、イラ、オジサン、ミノカサゴです。これらは加工が難しかったり、サイズが不ぞろいだったりして通常の流通には乗りにくい『未利用魚』と呼ばれています。

提供したのは、未利用魚を漁業者から直接仕入れ、加工販売している福岡市の会社『ベンナーズ』です。

未利用魚は、日本の総水揚げ量の35パーセントを占めるといわれています。これを積極的に利用することで、フードロス削減や漁業者の収入アップにつなげる狙いです。

■ベンナーズ・井口剛志社長
「味には関係ない理由で未利用になっている魚を『未利用魚』と呼んでいますので、ぜひもっと多くの方々に、この未利用魚の存在を知っていただいて、実際に食べていただいて。いずれは全国の未利用魚を未利用でなくしたいと思っています。」

ベンナーズとピエトロは15日に包括連携協定を結び、未利用魚を使った料理やソースの開発を続けることにしています。

■ベンナーズ・井口代表取締役
「同じ福岡に拠点を置く企業として、福岡からこの取り組みを全国に発信して、日本全国の港や水産業を盛り上げていきたいと思っています。」

■ピエトロ・高橋泰行社長
「食の業界を取り巻く環境は変わってきていると思っていまして。値段が上がるだけでなく、物が入らなくなることが増えている。すぐ目の前の海に食べられていない魚がたくさんあったのもびっくりでしたし、食べてみたらすごくおいしかったのも驚きで、新しい発見でワクワクする企画でした。」

コラボメニュー第1弾の未利用魚のオーブン焼きは、福岡や東京の9店舗のピエトロでディナータイム限定で味わえます。ベンナーズは、今後も外食産業と協力して、未利用魚を全国に広めていきたいとしています。

SDGsに取り組む動きは広がっています。

以下略

引用元 ピエトロがフードロス削減へ 『未利用魚』を使った新メニュー

素晴らしい取り組みだと思う。見向きもされず捨てられる魚でも、食べたらおいしい魚は多い。漁業関係者や釣りを趣味としている人は知っているだろうが、なかなか世間では知れ渡っていない。日本は海外では拒絶されているフグやウナギを日本の代表的な料理にまでした国だ。昆虫食よりもこちらに目を向けるべきではないか?

他にも牛乳が廃棄されるとか、乳牛が処分されるという話もあるが、牛乳の売れ行きが落ちているなら、普通の人は牛乳は飲むだけのものと認識しているはず。おいしくて簡単な牛乳レシピをどんどん広めていくのも一つの方法ではないだろうか。過去に有名番組で納豆など、食品の健康効果やおいしい食べ方などを紹介した次の日は、その商品が次々と売り切れになっていく現象もあったはず。メディアも「牛乳が廃棄されている。乳牛が処分される」と問題視するならば、牛乳のことをもっと広めたらどうだろうか。

食糧問題の改善に注目するなら、まずすべきは食糧自給率の向上とフードロス対策ではないのか。そういう意味でもこの「未利用魚」を広める活動は応援したい。







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