岸田総理、立憲民主党の高市大臣罷免要求について、参院本会議でも「罷免する理由はない」と否定
岸田総理は２７日の午前の参院本会議で、放送法に関する行政文書をめぐり、野党側から「罷免すべき」と追及を受けている高市早苗経済安全保障担当相について「罷免する理由はない」と述べた。
２４日の参院予算委員会では、立憲民主党の石垣のり子参議院議員が高市大臣の罷免を求めたが、岸田総理は「この段階で更迭と仰るのはあまりに論理が飛躍している」と述べ、罷免を否定していた。そして、２７日の参院本会議でも「罷免する理由はない」と罷免の意思がないことを改めて示した。
岸田文雄首相は２７日午前の参院本会議で、放送法に関する総務省の行政文書を巡り当時の総務相として野党の追及を受けている高市早苗経済安全保障担当相について「罷免する理由はない」と述べた。「引き続き国会審議に真摯（しんし）に対応し、丁寧に説明してほしい」とも強調した。
【小西文書】
森本真治「高市大臣が国会で虚偽答弁を述べ、自らの保身の為にかつての部下達が捏造という国家公務員法違反を起こしたと主張している事は明らか。このような異常極まりない大臣の存在は岸田総理の責任。即刻罷免すべき」
岸田総理「高市大臣を罷免する理由はない」
妄想 vs. 現実 pic.twitter.com/AaA086EjTI
— ピーチ太郎3rd (@PeachTjapan3) March 27, 2023
岸田総理は、２４日の予算委員会で「総務省が精査した結果によれば内容の正確性は確認できなかった。引き続き正確性の議論をしていかなければならない段階で、更迭うんぬんというのはあまりに論理が飛躍している」と述べていたが、本会議でも引き続き文書の正確性について指摘した。岸田総理が文書の内容の正確性が確保できていないことを認識したことは大きい。
杉田水脈衆議院議員の時は罷免まで追い込むことができたから、立憲民主党も味を占めたのかもしれないが、そんな簡単に思惑通りになるわけがない。
そんなに罷免させたかったら、それに足る正確な証拠を示すべきだ。そして、いい加減、妄想、曲解などを基にした追及で国会を空転させるのは止めていただきたい。
ネット上には「岸田総理、見直した」「よく言ったぞ！岸田総理！」「国会を空転させた立憲民主党の責任は重篤」「岸田首相が少しずつ好きになってきた！」「不正確な行政文書を国会へ持ち込み予算審議を停滞させた小西議員と立憲民主党の責任は避けられない」といったコメントが投稿されていた。