防衛大の卒業式で岸田総理「ロシアによる侵略を一刻も早く止めなければならない決意を新たにした」「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」
ウクライナを訪問し、ロシアによる侵攻の悲惨さを目の当たりにした岸田総理が26日、神奈川県横須賀市の防衛大学校に出席し、訓示で「ロシアによる侵略を一刻も早く止めなければならない決意を新たにした」と述べ「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」と危機感を訴えた。
岸田文雄首相は26日午前、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、ロシアのウクライナ侵攻を早期に阻止する必要性を強調した。自らのウクライナの首都キーウ(キエフ)訪問に触れ「ロシアによる侵略を一刻も早く止めなければならない決意を新たにした」と述べた。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)議長としてG7の結束を主導し国際秩序の維持に意欲を示した。
引用元 任官辞退者も出席 防衛大卒業式
岸田首相「我が国の周辺国、地域においても核、ミサイル能力の強化、急激な軍備増強や力による一方的な現状変更の試みがいっそう顕著になっている。今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」
岸田首相はまた、先週のウクライナ訪問に触れ、「ロシアによる侵略の惨劇を直接、目の当たりにした。これを繰り返さないために、侵略を一刻も早く止めなければならない」と強調しました。
しゃもじがどうのこうのと騒がれていたが、本当に重要なのは、岸田総理が戦地に赴き、ウクライナを激励するとともに、現地で何を見て何を感じたかを日本の国民に伝えることが重要なのだ。ウクライナの惨状を日本や東アジアで再現させてはならないと岸田総理は感じ、決意したのだろう。あえて言えば「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」を「今日のウクライナを明日の東アジアにしてはならない」と言って欲しかった。
中にはこんなひねくれたことを言う人もいるが…
首相、「ウクライナは明日の東アジア」と大軍拡を煽り立てる。
戦争の責任は侵略を行ったロシアにあるが、背景には全欧州諸国が参加した全欧州安保機構(OSCE)の合意に反して、NATO、ロシアの双方が軍事対軍事の悪循環に陥った問題があった。その教訓こそ生かすべき。 https://t.co/EWj6lFtdbw— 志位和夫 (@shiikazuo) March 27, 2023
「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」と岸田首相。だから大軍拡だと言うつもりか。
日本が軍拡に走れば相手はこれを「脅威」と捉え、軍拡競争は加速しより不安定化する。情緒的に危機を煽るのはより危険。明日の東アジアは軍事対軍事の対抗でない道をとるべきだ。https://t.co/AMYeWWfyTL— 山添 拓 (@pioneertaku84) March 26, 2023
恐れや不安を煽る発信には感心しない。総理は防衛大臣じゃない。外交も内政も全て司る。
むしろ逆の発言をすべきではないのか。
「明日の東アジアを、今日のウクライナにはしない。絶対にしてはならない」と。
その決意をこそ力強く語るべきではないのか。https://t.co/asKJOs0Cvb
— 小川淳也|衆議院議員(香川1区) 🚲 (@junyaog) March 26, 2023
野党が何を言おうが、ロシア、中国、北朝鮮を隣国に持つ我が国が、ウクライナの惨状を見て危機感を持つことは自然なことであり、国防の意識を高めることは健全なことだと考える。
ネット上では多くの人が岸田総理の訓示に共感を示していたようで「首相のウクライナ訪問は重い意味があった」「岸田さん最近覚醒した感じ」「戦地の様子を目の当たりにして危機感を強く持たれたようだ」「岸田総理の訓示は当たり前のこと。ウクライナを見て明日のわが国と東アジアを思うのは当然だ」といった声があがっていた。