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熱海市の土石流災害、県は「天災」と結論も、被災者らは「人災だ」と県と市を提訴⇒新たに「計画通りなら崩れなかった」とする検証結果も




静岡県熱海市の土石流災害から1年8ヵ月が経過。静岡県は「天災」が原因と結論付けたが、犠牲者の遺族や被災者は「人災」だったと静岡県や熱海市に対して損害賠償請求訴訟を起こしている。

専門家からは「造成で尾根が削られ、盛り土側に大量の雨水が流入した」「太陽光発電施設などを含む行政対応の不備が違法行為を見逃すことにつながった」といった指摘があがっていたという。

熱海土石流災害、責任の所在はどこへ

28名の死者を出した静岡県熱海市の土石流災害から1年8ヵ月が経過したが、原因究明は終わっていない。県は「長雨による地下水量の増加で崩落が発生した」という「地下水説」を主たる原因と結論付けた。一方、犠牲者の遺族や被災者は「人災」だったと考え、静岡県や熱海市に対して損害賠償請求訴訟を起こしている。

3月31日には地質学者・塩坂邦雄氏と「熱海土石流原因究明プロジェクトチーム」の清水浩氏が『熱海土石流の真実』を上梓する。塩坂氏は専門家の立場から「造成で尾根が削られ、盛り土側に大量の雨水が流入した」という点を崩落の原因と分析。さらに清水氏は「太陽光発電施設などを含む行政対応の不備が違法行為を見逃すことにつながった」と指摘する。

本の発売日には、熱海市内の「起雲閣」で出版記念会が開かれる。静岡の政界関係者は「これが川勝平太県知事に対する反対運動の狼煙になるかもしれない」と話す。難題を突きつけて工事を中断させている「リニア中央新幹線問題」が象徴するように、川勝知事の「唯我独尊政治」には批判も多い。それが熱海土石流でも「県は悪くない」という結論につながったとして、反川勝派は批判する。「天災」と主張する県および県知事への反発は、大きなうねりとなるかもしれない。

引用元 死者28名を出した《静岡県熱海市・土石流災害》…県は「天災だ」と結論付けるも、専門家と民間の原因究明チームが「人災だ」と県と市を提訴

静岡県が「天災」と結論付けたのには責任逃れしか考えられない。違法な盛土や上流部の森林を開いて太陽光パネルが設置されていなかったらのことを考えれば、被災者らが「人災」と訴えるのも頷ける。

そして、新たに「計画通りなら崩れなかった」とする検証結果を県がまとめたという。

おととし、静岡県熱海市で発生した大規模な土石流災害で、起点にあった盛り土が業者の届け出通りの高さ15メートル以下で造られていたならば崩れなかったとする検証結果を、県がまとめたことがわかりました。

おととし7月に発生し、28人が死亡した静岡県熱海市の土石流災害では、起点にあった盛り土が崩れ、被害を拡大したとされています。

崩れる直前の盛り土はおよそ50メートルの高さに積みあがっていましたが、業者の届け出通りに規制の15メートル以下で造成された場合、大規模崩落はしなかったとする検証結果を県がまとめたことが、関係者への取材で分かりました。

適切な工事をしていれば土石流が発生しなかった見方が鮮明となり、違法な造成をした業者やそれを知りながら食い止められなかった行政の責任が改めて問われます。

引用元 静岡・熱海土石流災害の盛り土「計画通りなら崩れない」

県は適切な工事をしなかった点で業者に責任があるとしたいのだろうが、それを見逃したのか見ないふりをしたのかわからないが、行政の監督責任は免れないだろう。







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