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徴用工問題で進展を見せた日韓関係→自衛隊機へのレーダー照射問題は解決しないの???忘れていますよ!!!

韓国の大統領として久々の来日を果たした尹大統領。来日前に発表した徴用工問題の解決案によって日韓の友好ムードが演出された。

徴用工問題が前進することは歓迎すべきことだが、それ以外の問題について進展はなかった。

23日には韓国の国防部長官が、自衛隊哨戒機へのレーダー照射事件について、またしてもなかったと発言しているのだ。

1つの問題の進展だけで未来志向の日韓関係が構築できるのか。岸田総理には日韓間で山積する問題の解決に努めてもらいたい。

徴用工問題で万事OK?レーダー照射問題は??

尹大統領が徴用工問題の解決策を打ち出したことに我国の政府は歓迎する意向を示している。実際、発表後に行われた日韓首脳会談では友好ムードが伝わってくる。

両首脳は、日韓両国が共に裨益するような協力を進めるべく、政治・経済・文化など多岐にわたる分野で政府間の意思疎通を活性化していくこととし、具体的には、まずは日韓安全保障対話及び日韓次官戦略対話を早期に再開すること、またハイレベルの日韓中プロセスを早期に再起動する重要性について一致しました。

(中略)

日韓間で経済安全保障に関する協議を立ち上げることで一致しました。


(出典 首相官邸)

引用元 日韓首脳会談

日韓関係が未来志向の友好関係になるならこれほど歓迎すべきことはない。この首脳会談からは、様々な分野で連携する方針であることが伝わってくる。

しかし、だ。解決に向けて進み始めたのは徴用工問題だけであることを忘れてはならない。自衛隊機に対するレーダー照射事件の解決も残っているのだ。

そしてこの自衛隊機に対してのレーダー照射事件について韓国国防部長官が23日に次のように語っている。

韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は(中略)「われわれの立場はレーダーを照射しなかったというもので、日本(の立場)はレーダーを照射したというもの」と述べ、日本の主張を改めて否定した。「(哨戒機が当時)威嚇飛行したのは間違いない」とも語った。国会国防委員会で同問題に対する国防部の立場を野党議員に問われ、答えた。

(中略)

日本側が証拠として哨戒機から撮影した映像を公開したのに対し、韓国側はレーダー照射はなく、むしろ哨戒機が艦艇周辺を低空で威嚇飛行したと反論。双方の主張は今なお平行線をたどる。


(出典 韓国国防省)

引用元 海自哨戒機へ「レーダー照射なかった」 日本側が威嚇飛行=韓国国防相

徴用工問題で解決に向けて歩み始めた尹政権だが、この自衛隊機へのレーダー照射事件では対応が変わっていないのだ。

我国と韓国との間にある問題が徴用工問題だけではない。他の問題について解決への道筋をつけてこその未来志向の日韓関係が初めて築かれるのではないか。

岸田総理には、徴用工問題で見せたような対応を、他の問題でも取ってもらいたい。そして真の未来志向の日韓関係の構築に邁進してもらいたい。

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