共同通信のツイートが前代未聞の事態。大量のアラビア語のコメント「私を連れて行ってください」「私をここに置いていかないで」
「政府は19日、正規軍と民兵組織の戦闘が激化するアフリカ北東部スーダンに滞在する邦人の退避のため、自衛隊機派遣の準備を始めた」というニュース。共同通信はツイッターにこのニュースを投稿したところ、前代未聞の事態に。
スーダンに自衛隊機派遣へ - 松野官房長官、在留邦人の輸送でhttps://t.co/NWV5YjEiNx
— 共同通信公式 (@kyodo_official) April 19, 2023
リプ欄を見てみると。。。
アラビア語のコメントで溢れていた。
これにはイスラム思想研究者の飯山陽氏も「共同通信の記事にアラビア語のコメントが大量についてるのなんて、初めて見たわ」と驚いていた。
フォロワーさんに教えてもらって確認したが、たしかにコメ欄、すごいことになっとるな。共同通信の記事にアラビア語のコメントが大量についてるのなんて、初めて見たわ。 https://t.co/b5L4TRxEU2
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA新作『騙されないための中東入門』発売中 (@IiyamaAkari) April 20, 2023
コメントを翻訳機能で見てみると「私を連れて行ってください」「私をここに置いていかないで」などといったコメントが投稿されていた。
現地はよほど悲惨な状況なのだろう。藁にもすがる思いで「一緒に連れてって」と投稿したと思われる。
停戦合意も失敗に終わり、現地は悲惨な状況のようだ。多くの難民が隣国に逃れようと国境に集まっているという。
アフリカ北東部スーダンで15日に始まった正規軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」との軍事衝突は、19日に予定していた新たな停戦合意も失敗に終わり、住民は停電や断水、食料などの物資不足や医療崩壊に脅かされている。
中略
一方、スーダンと国境を接する隣国チャドには多くの難民が流出している。チャド国防相は「何千人もの難民が保護を求めるために国境を越えている。われわれは彼らを受け入れ、保護する以外に選択肢はない」と述べた。
残念ながら邦人輸送しか対応できないと思うので、現地の人たちの無事を祈るしかできない。
軍事衝突など早く終わりますように。