岸田総理殺害予告メールが衆院に。19日には「爆破予告」のメールが参院に
安倍元総理が銃撃で殺害されてから何か外れてはいけないタガが外れかかってしまっているように感じる。
15日、和歌山市で岸田総理が選挙演説の最中に爆発物が投げ込まれるというショッキングな出来事があったばかりなのに、今度は21日、衆議院に岸田総理の殺害を予告するメールが送られたそうだ。
衆院に岸田文雄首相の殺害を予告する不審なメールが届いていたことが21日、関係者への取材で分かった。衆院は警視庁と情報を共有し、警戒を強めている。
関係者によると、メールは20日午後9時過ぎ、衆院広報課宛てに届いた。件名と本文に「私は間もなく日本の首相を殺害します!」と記されていたという。
引用元 衆院に岸田首相殺害予告メール
しかも、19日には参議院に爆破予告のメールが送られていたという。
19日深夜には、参議院のホームページの問い合わせアドレスに「爆破予告」のメールが送られ、20日に参院側が把握した。20日以降、国会全体で警戒が強まっている。
参院に送られたメールには「爆破予告」として、21日の具体的な時間が記されていたが、現在までに大きな動きは起きていない。
爆破予告は愉快犯のようだが、なにかに不満がある時、こういった暴力や脅しを手段に用いるのは最も非難されるべき行為だ。
「政治に不満を持つのは自由だが、テロは許されない。そこをはき違えるな!」と、経済アナリストの森永康平氏。
森永「政治とか選挙の制度に対して不満を持つのは別に自由ですけども、そりゃ別に各人が勝手に思っていいだけの話で、それとテロ行為をしていいかっていうのはまったく別の話ですよね。一国民の一人が選挙制度に不満を持ってますというのは、そんなの別に多くの人が思っているわけで、この木村容疑者だけが電波に乗せて主張が通ってしまうとか、通るかどうかは別としても、『こういうことを不満に思ってました!』っていうのを報じられるってなってしまうと、ある意味テロをすることによって自分の思っていることを世の中に発信できるって思っちゃうわけですよね?だから、そこらへん本当報道の仕方を気を付けないと、ある意味模倣犯が生まれると思いますし、逆に今の若い子風に言うと「コスパ」というかね。例えば今回、爆発物が爆発しなかったっていうのは不幸中の幸いでしたけど、逆に今後模倣犯が自分の主張を色んなところに幅広く訴えたいと思った時に、あえて全然殺傷能力のないものでテロ行為をやれば、別に殺人で捕まるわけでもないし、凄く軽い量刑で行けちゃうわけじゃないですか。だから本当にこの報道の仕方っていうのを気を付けないと、さらなる模倣犯を生む可能性が高いと思いますよね」
その通りだ。今回の殺害予告も、森永氏が指摘する模倣犯の派生ではないかと考える。